2008年08月28日

新月 2008.08 その2

新月 2008.08 その2

では、さっそく今回の新月図(2008.08.31.4:57JST)について考えてみましょう。新月は乙女座の8番目の度数で起きています。新月の起こった乙女座は(双子座とともに)水星と関連づけられています。双子座で説明したように、水星には、「変化するものに目印をつけ、動きを比較・分析し、把握・対処する」働きがあります。双子座ではそれらの働きを特に「言葉を使ったり情報を扱い、応用力を発揮したり、技術や技能の開発/利用したりすること」と結び付けてイメージしましたが、乙女座ではそれらの働きを利用し、「目の前の状況に対処、分析。課題の遂行や修理、改善などに知性を適用すること」がテーマになります。同じ水星に関連しているサインですが、双子座の可能性の模索に対して乙女座は実用的な結果を出すという違いを認識するとよいかもしれません。今月はいろいろなものごとが乙女座の「他人や特定の対象に対して具体的に役に立つこと、知性を実用的に利用すること」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月(太陽)は約一週間ほど前(8/21)に冥王星とトラインになり、また、新月から数日後には土星とコンジャンクション(9/4)、木星とトライン(9/5)を形成していきます。リーダーシップは根本改革や心理的な土台の建て直しの必要性を意識しながら今後の方向性を検討していたかもしれません。そして、今後、土星と木星に関わっていくので組織活動に関する現実的な責任や課題を認識するとともに可能性の拡大や理想の追求も意識されてきます。つまり、組織活動の未来像について積極的・調和的に検討が行われそうです。太陽はその後9/13に天王星とのオポジション、9/21には冥王星とスクエアになります。天王星の影響は、思いがけない領域からの反応を意識したり、改革活動による現状や盲点の暴露などを体験するかもしれませんね。また、続く冥王星とのスクエアでは根本的な改革の着手やそれに関する強い要求、あるいは、強力な抵抗など、組織の方向性に関する力争いが起こりやすい配置となっています。私は、冥王星の影響は究極的には草の根運動のような方法で個々の部署やメンバーを説得し、合意を形成していく必要があると考えています。無理矢理力で方向を決定した場合、反映されなかった部分の動機が妬みや嫉妬、怒りなどの否定的感情として蓄積されていく可能性があるからです。このような感情は大きく蓄積される前に一つ一つ個々の場面で説得や理解につなげていけると理想的かもしれません。(ちなみに特殊なアスペクトを考慮すると今回の新月は直前からちょうど天王星と海王星に対してクインデチレ:165度というアスペクトになっています。これは斬新なアイデアや理想を意識した改革/改善へのこだわりというニュアンスです)

その他のアスペクト

火星の動きを追いかけてみましょう。火星はしばらく前に冥王星とスクエアになっていました(8/17)。これは現場での行動カの様子が、深い動機における対立や葛藤(集団全体の意図を意識することにつながる)を体験したニュアンスがあります。今後火星は、木星とスクエアになり(9/8)、行動力の拡大や拡散に関する葛藤を体験しやすいかもしれません。その後、火星には水星(9/9)や金星(9/12)が追いついてきて重なるので、具体的な行動化のアイデアや対象が出てきやすいかもしれません。このとき、水星はもうすぐ逆行を始めるので次第にスピードを遅くしていきます。火星を追い越したもののスピードを緩めついには火星に追い越されて逆行を始めます。このためしばらくの間火星と水星は並んで運行しているように見えるかもしれません。しばらくの間、火星と水星の影響が混ざる期間が続くので、アイデアを実行に移したり、積極的に技術力を発揮したり、道具の使い方を学習したりするにしよい時期になるかもしれませんね。海王星とのトラインになってくるので想像力も味方になり感動的な体験ができやすいかもしれませんね。

木星と土星のトライン

木星と土星は社会の流れを作る重要な天体です。この木星と土星は9/9や11/21に正確にトラインを形成します。木星は順行に方向転換したばかりなので通常よりスピードが遅く、土星に追い越されて追い抜き返すまでしばらくの間ずっとトラインを形成し続けます。このため、しばらくの間、組織や集団をうまく動かしていくための話し合いや意見交換などが活発に行われていくかもしれません。そして、それらはよい妥協点を見つけ集団全体がしっかりした目標を意識して動くようになりやすいかもしれません。8/17に火星と冥王星のスクエア、9/21には太陽と冥王星のスクエアが起こってからしばらくの間の動きなので、組織の根幹や暗黙に形成されている実際的な目標に関わる重要な認識の変化から、組織の建て直しの動きが進んでいくという物語で体験していく人々も少なくないかもしれませんね。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間には9/8には木星が、9/9には冥王星がそれぞれ逆行から順行に向きを変えます。木星も冥王星も集団の立場を表す天体なので、逆行により「個人的な視点から考える」ニュアンスが加わったときも集団との関わりをどうすればよいかという社会的なテーマが意識されています。しかし、逆行なのでそれらがどうすれば個人的な充足につながるかという点が強調されているのが逆行の特徴かもしれません。順行に戻ると、集団みんなの共通意識のようなものの認識へと焦点は戻ります。木星は、社会的な「明るい未来像の探求」、哲学・世界観の洗練というテーマがあるかもしれません。また、冥王星は、力を集中させるべき(危機感を感じさせる)対象の認識や扱い方について、個人的な感覚が重視されていたものが集団的な共通意識を作ることへと感じ方が変わってくるかもしれません。また、9/24には水星が逆行を始めます。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間には火星より遠い天体でサインを変えるものはありません。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「他人や特定の対象に対して具体的に役に立つこと、知性を実用的に利用すること」という乙女座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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