2008年12月03日

新月 2008.11

新月 2008.11

では、さっそく今回の新月図(2008.11.28.01:54JST)について考えてみましょう。新月は射手座の6番目の度数で起きています。新月の起こった射手座は木星と関連づけられています。木星は、複数の人々が力を合わせて動かしていく機能を示す「社会天体」のひとつです。このためイメージ作りの前提として「複数の人々が一緒に行っている光景」が必要です。木星はその中でも集団活動への参加を「促進する」働きがあります。個人にとって見れば、より大きな世界へと「発展していく」イメージや集団や組織から「評価され報酬を得る」イメージに関連するかもしれません。そして、それらは集団にとっては「よりよい全体像の(可能性の)認識」へとつながっていきます。今月はいろいろなものごとが射手座の「冒険やみんなでよりよい世の中のビジョンに向けて進もう」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月(太陽)は11月中旬の一連の外惑星とのアスペクトの後、しばらく目立った接触(メジャーアスペクト)なしに動いてきました。11/22には射手座に入り、リーダーシップは「空気が読めない」という批判を浴びながらも(海王星とのスクエア・あるいは空気を変えようと努力しながら)、未来のビジョンを示そうと努力してきた(射手座入り)かもしれません。しばらくアスペクトのなかった太陽は、新月の2日前(11/26)に水星と正確にコンジャンクションとなり、その後12/6に火星ともコンジャンクションになります。これは、リーダーシップが計画/実行力を持つイメージです。この時期には議論が行われやすかったり、何らかの計画が活発に遂行されていくかもしれませんね。さらに、12/10には太陽は天王星とスクエアになります。それから12/16には土星とスクエアになります。つまり、この10〜16日の間に土星と天王星のオポジションを太陽が意識化/顕在化させるわけです。このイメージを作る参考に別な天体で仲介された様子を思い出してみましょう。11/3ごろ土星天王星は金星の仲介により意識化されました。金星というと、例えば、経済の動き、芸術家の行動、バランスや比較が関連すること、印象強いできごとなどを通して、土星天王星の葛藤を「感情的に体験する」などというかたちで意識化されます。経済的な動きでは金融危機(土星天王星)の体感的評価という側面に注目してもよいかもしれません(第3四半期の評価など)。また、この頃、ミュージシャンの小室哲哉さんが逮捕される事件がありました。アメリカでは大統領選挙があり、日本では給付金に関する所得制限の議論が起こったりしました。天王星と土星のアスペクトはさまざまな次元で働いていますが、どれも新旧の構造的な葛藤の様子が関連しています。10〜16日ごろには今度はこの葛藤がリーダーシップの方向付けなど、ものごとの主な方向性に強く関連してくるイメージなので注目して意識していきましょう。

その他のアスペクト

次に金星の動きを追いかけてみましょう。金星は新月図の時点で天王星とセクスタイル、土星とトライン、そして木星とコンジャンクションになっています。ここには、上に挙げた天王星と土星の葛藤のテーマも含め集団に必要な活動を積極的に意識し参加していくようなイメージがあります(天王星土星の両方に調和のアスペクト、木星とのかかわりなど)。新月図で狭いオーブで成立しているこれらの傾向は、この一カ月の間に起こりやすい物語の進み方を表しています。また、実際にそれぞれのアスペクトが正確に形成されるタイミング付近で象徴的なできごとが起こるかもしれません。金星と木星とのコンジャンクションは、日没後の西よりの空に明るく見えていますので、それらを眺めるだけでも暖かい前向きな気持ちになるかもしれませんね。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間には、天王星が新月直後の11/28に順行に戻ります。前回お話しましたが、天王星逆行時には人々は 「斬新なアイデアや集団の改革」を個人的な立場を重視して、あるいは目の前の現状の対処に振り回されながら意識する傾向が出ていたかもしれません。それらが順行に戻ると、その時期に見えていなかった公のポイントや集団的な視点が働き出すのでイメージや計画の身勝手さやそれまで意識されていなかった多くの他の人々に与える影響などが認識されてくるかもしれません。しかし、逆行時には個人にとって重要なポイントを意識化している側面もあるので、それらを公の活動の中にどううまく生かしていくかということを意識するとよいかもしれません。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間には火星より遠い天体でサインを変えるものは火星のみです。11/16から射手座を運行していた火星は12/27に山羊座へ移動します。現場でものごとを動かす行動力は、「冒険したり、より広い世界と関わること」を重要視して動いていたものが、「実際性や社会的な実用性」を重要視するような流れに変わってくるでしょう。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「冒険やみんなでよりよい世の中のビジョンに向けて進もう」という射手座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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