2009年01月22日

新月 2009.01

新月 2009.01

では、さっそく今回の新月図(2009.1.26.16:55JST)について考えてみましょう。新月は水瓶座の7番目の度数で起きています。新月の起こった水瓶座は天王星(古くは土星)と関連づけられています。天王星は、複数の人々が力を合わせて動かしていく機能を示す「社会天体」のひとつです。このためイメージ作りの前提として「複数の人々が一緒に行っている光景」が必要です。天王星はその中でも集団活動の質を「評価/適正化」させる働きがあります。個人にとって見れば、集団活動の中で「多くの可能性を比較」したり、集団に対して「適切な個性認識を求め」たり、集団や組織のありかたを「変化させるきっかけを作る」ことなどに関連するかもしれません。そして、それらは集団にとっては「その時々の必要性に合った機能の改善」へとつながっていきます。今月はいろいろなものごとが水瓶座の「集団全体の機能を改善し、個人個人がより自由に個性を反映できる集団を作る」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月(太陽)は1月中旬に一連の外惑星とのソフトアスペクトを経験し、2日前(1/24)には木星とコンジャンクションになりました。リーダーが提案する対立の解決方法は比較的スムーズに受けとめられやすくなり、宣伝や情報交流の活性化などには効果的な時期を過ごしてきたかもしれません。アメリカではオバマ新大統領が生まれ、大規模な歓迎イベントを行っていましたね。今回の新月はノード軸の近くで起こるので日蝕になります。また、リリスにも比較的近いので月は小さく金環蝕になります。日蝕の場合、通常の新月より影響期間が長くなること、長期に渡るので影響が色濃く現れやすいことなどを意識するとよいでしょう。今回の新月は木星のそばで起こっているので木星の象徴が強く現れやすい期間になります。木星は「社会的な活動の可能性の探求」というイメージがあります。新しい方向、よりよい方向をみんなで目指そうとしますが、気分の上下も(実状から離れ)激しくなりやすいので、否定的な方向にエスカレートしないよう注意が必要です。とくにリーダー的な役割をしている人々は、ポジティブシンキングはよいのですが噂や風潮などに安易に影響されすぎないように意識するとよいかもしれません。

その他のアスペクト

新月以外のアスペクトに注目すると、まず、重要なのは2/5に土星と天王星が2回目のオポジションを形成することです。土星は集団でものごとを実際的に動かす構造を維持する働きがあり、天王星は構造を比較/変化させよりよい機能の状態に改善していく働きがあります。要約するとさまざまな次元での「改善策実行に関する葛藤」のようなイメージになるかもしれません。今回の新月図ではこれらに対して火星金星のセクスタイルが関わり、さらに逆行している水星もそれらに加わります。火星や金星は実際にものごとを行っている現場での体感のような次元に関連します。水星の示す頭脳やコミュニケーションは過去に動いた実感(火星金星)を振り返りながら(逆行水星)果たしてうまく構造改善(土星天王星)につながっているのか考えるというような傾向が出てきやすいかもしれませんね。水星は土星天王星とのアスペクトまで戻る直前、2/1に順行に戻り、また、土星と天王星のオポジションが正確に形成される2/5には火星が土星のサインである山羊座から天王星のサインである水瓶座へ移ります。改めて改革への勢いが強くなっていくかもしれませんね。

長期的な影響

日蝕ということで、少し長期的な流れを考えてみましょう。長期的な流れは遠い天体の動きにより象徴されます。ここ数年の流れで最も重要な動きは、土星天王星冥王星のTスクエアです。昨年11月に土星と天王星が正確にオポジションになった野を初めとして、今後今年11月の土星と冥王星のスクエア、2012年の天王星と冥王星のスクエアへと続いていきます。これらの天体のアスペクトは逆行などにより繰り返されていきますので、2008年から2013年ぐらいまでの期間にTスクエアの影響が顕著に働くと大まかに考えてもよいでしょう。現在はこのうち第1ステップの土星と天王星のオポジションが顕著に働いています。逆行により、2009年はこの土星と天王星のオポジションが数回繰り返され基調になります。また、今年は同時に木星海王星のコンジャンクションも形成されていきます。土星と天王星のほうが長期的に形成されているので、集団活動の具体的な構造変革という基調の上に一時的に理想主義の空気が流れるようなニュアンスかもしれません。木星や海王星は気持ちや精神的な側面に働きかける傾向があるので、噂などに翻弄されたり気分の上下(市場の激しい動きなど)にも関連しやすいかもしれません。

また、現在第一段階の土星天王星は柔軟サインで起きていますが、Tスクエアは活動サインが主体で起こります(土星天王星も最終的に2010年夏に活動サイン0度で正確に形成されます:5回目)。活動サインへは、昨年11月末に冥王星が一番乗りしています。土星は集団活動の実際的な合同点の目標のようなものですが、冥王星は究極(あるいは文化的な)の目標と考えてよいでしょう。冥王星は集団意識をもう一歩先へ進める、意識を深め、今まで扱えなかった範囲まで総合的に考慮に含めていくという働きをしています。この冥王星は山羊座へ入るので、「集団でものごとを行い実質的な結果を出す」ということに関して意識を深め新たなアプローチをできるような文化へと変容しようとしているのでしょう。オバマ大統領の「新しい責任の時代(a new era of responsibility)」という言葉はこの冥王星の動き(国民みんなが文化として責任意識を深めていく)をとてもよく捉えているかもしれません。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間には、前回も指摘しましたが、1/12から逆行していた水星が2/1には順行に戻ります。水星が逆行する場合、頭脳的な活動が個人の内面へ向かいやすくなります。このため、相互のコミュニケーションは行き違いになりやすいですが、反面、個人的なものごとをじっくり振り返り熟考するにはとてもよい時期になるかもしれません。特徴や傾向をよく把握しながらうまい利用方法を考えるとよいでしょう。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間には火星より遠い天体でサインを変えるものは火星のみです。12/27から山羊座を運行していた火星は2/5に水瓶座へ移動します。現場でものごとを動かす行動力は、「実際性や社会的な実用性」を重要視して動いていたものが、「その場の状況や環境の必要性、あるいは一人一人の個性や自由の尊重」を重要視するような流れに変わってくるでしょう。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「集団全体の機能を改善し、個人個人がより自由に個性を反映できる集団を作る」という水瓶座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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