2009年02月21日

新月 2009.02

新月 2009.02

では、さっそく今回の新月図(2009.2.25.10:34JST)について考えてみましょう。新月は魚座の7番目の度数で起きています。新月の起こった魚座は海王星(古くは木星)と関連づけられています。海王星は、複数の人々が力を合わせて動かしていく機能を示す「社会天体」のひとつです。また、天王星や冥王星とともに地球からは肉眼で見えない天体です。このためイメージ作りの前提として「複数の人々が一緒に行っている(とくに無自覚に/水面下で行っている部分)光景」が必要です。海王星はその中でも集団活動の「心理を理想化」させる働きがあります。個人にとって見れば、集団に対して「理想的な状態を夢見」たり、集団活動に参加する「心理的な理想像を創出」したり、理想的でない集団や組織のありかたを「台無しにする」ことなどに関連するかもしれません。そして、それらは集団にとっては「集団心理の意識化や変化、現状との心理的遊離、変容のための状況づくり」へとつながっていきます。今月はいろいろなものごとが魚座の「理想的な集団のあり方を想定し、それらを実現する心理的な素地を作る。あるいは理想や夢を探求する」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月(太陽)は2月12日に海王星とのコンジャンクションを経験し、新月の4日前(2/21)には冥王星とセクスタイルになりました。海王星の時期にはリーダーは人々が共有する空気に影響を与えようとしたり曖昧さや困惑を招いたりしたかもしれません。小泉元首相の麻生批判発言や中川大臣のろれつの回らない会見などがこのあたりの時期かもしれません。冥王星の時期にはリーダーは何らかの重要なテーマにエネルギーを集中していたかもしれません。いろいろな「リーダー」が想定できますが、それぞれ水面下の力関係を意識しながら必死に努力や根回しをしているイメージかもしれません。ホロスコープにはリアルタイムとは別の比率での時間の流れも象徴的に内包されています。例えば、太陽と冥王星は新月の4度手前で起きていますが、これは単に4日前に実際に太陽と冥王星がセクスタイルになったということだけでなく、同じ象徴イメージに適合する4ヶ月前や4年前のできごとからの流れが象徴されていると考えてもよいかもしれません。4年前といえば郵政民営化に関して重要な転機になったタイミングです。今後、太陽は3/9〜13にかけて土星と天王星のオポジションを通過していきます。前回の日蝕では土星と天王星のポイントにはルミナリ(太陽や月)ではなく金星や火星、水星が関わっていました。つまり、新旧の葛藤や構造の適正化の問題は行動化の現場で積極的に体感され工夫の考慮がされてきたイメージです。しかし、今回はそのテーマをリーダーシップが取り上げるイメージです。あるいは集団によってはリーダー自体の新旧交代に関する動きなどが起こる可能性もあります。

その他のアスペクト

新月以外の天体の動きに注目すると、後に詳しく説明しますが、3/7に金星が進行方向を変更します。この時期には金星に関連するテーマが強調する可能性があります。金星は大きく分けて2つの分野、ひとつは協力関係(天秤)に関連するテーマ、もうひとつは経済(牡牛)に関連するテーマに関係しますが、それらの分野において顕著な転機になる可能性があります。アスペクトを追いかけてみると、新月の1週間程度前に火星木星金星がそれぞれ相互にアスペクトしました。これは、行動化の現場で活発な活動の可能性が広がったイメージです。この時期には結婚などのめでたいニュースも多く目につきました。その後、この新月のサイクルの初期には水星が木星、金星、火星と順にアスペクトし、活発な活動を頭脳的に振り返ったり情報交換をしたりという動きにつながるかもしれませんね。また、金星が逆行し、太陽が土星天王星に関わり始める頃に、火星は海王星とコンジャンクションになります。周囲の言葉に表現されていない感情や理想を感じながら動いたり、誤解や勘違いでの行動なども増えるかもしれません。それらの動きがリーダーの新旧交代の葛藤(あるいは組織活動の構造やルールの変革)へと関連していくのかもしれませんね。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間には、金星が3/7から逆行を始めます(4/18まで続きます。金星は約2年に一度40日程度逆行します)。金星が逆行する場合、価値観の形成や評価、協力関係に関する判断や評価が個人の内面へ向かいやすく、あるいは過去を振り返りやすくなります。このため、相互の価値観の共有は行き違いになりやすいですが、反面、個人的な体験の評価、感覚的な楽しみなどじっくり味わいリフレッシュするにはとてもよい時期になるかもしれません。また過去の対人関係などを再評価するなどにも適した時期かもしれません。特徴や傾向をよく把握しながらうまい利用方法を考えるとよいでしょう。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間には火星より遠い天体でサインを変えるものは火星のみです。2/5から水瓶座を運行していた火星は3/15に魚座へ移動します。現場でものごとを動かす行動力は、「その場の状況や環境の必要性、あるいは一人一人の個性や自由の尊重」を重要視して動いていたものが、「周囲の人々が共有する心理の理解。理想や夢の追求」を重要視するような流れに変わってくるでしょう。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「理想的な集団のあり方を想定し、それらを実現する心理的な素地を作る。あるいは理想や夢を探求する」という魚座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。

posted by ryu at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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