2009年06月17日

新月 2009.06

では、さっそく今回の新月図(2009.6.23.04:34JST)について考えてみましょう。新月は蟹座の2番目の度数で起きています。新月の起こった蟹座は月と関連づけられています。月は太陽とともにアイデンティティの感覚を創る源のエネルギーの働きに関連する天体です。すべてのエネルギーの源である太陽の光を、月は反射し、利用しやすい柔らかな光にします。つまり、すでに過去に何らかのかたちで体験化した「文化のエネルギー」といってもよいでしょう。「水」のエレメントで自互公の「自」の領域にある蟹座の動機である「個人個人が自分自身に関連する(自)経験や感情をまとめ(水)、身近な世界と自分(自)のつながりを実感(水)し、また、自分の動機に基づいて周囲に働きかける(自)気配りや世話、養育(水)すること」を月が実現するのです。今月はいろいろなものごとが蟹座の「周囲や親しい人々との感情的なつながりを活性化し、安心感や優しさ、文化のあふれる場をつくる」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月(太陽)は新月の1週間程前(6/17〜6/18)には木星や海王星とトラインを形成しました。また天王星とはスクエアを形成しました。この数日前には木星が逆行を始めました。前回の記事では土星と天王星のミッドポイントを太陽が通過する6/11〜12頃に「新旧勢力の対立自体が表面化する可能性がある」と予想していましたが、この頃実際には鳩山総務大臣が辞職をしました。いろいろな意味で「新旧の対立」の象徴的なできごとかもしれませんね。その後、天王星のスクエアでは集団の意見調整がうまく進みにくい様子が表現されていますが、同時に木星海王星とトラインになっているので理想化により意見の混乱が意識化されにくい状態になっているのかもしれません。木星の方向転換の時期には「未来のビジョン」や「哲学、ものの見方、モラル」などが意識されやすくなっていたかもしれません。そして、新月直後には太陽は冥王星とオポジションになります。これはリーダーシップは重要な根本改革のテーマと向き合わなければならない象徴であり、それはこの新月の期間の大きな課題になりそうです。リーダーシップを示す太陽はその後7/9に土星とセクスタイル、7/19には天王星とトラインになります。これは、リーダーシップがスムーズに管理力を発揮したり、改革の提案を行う(受け入れる)というイメージの象徴です。組織に関する重要な決断はこのようなタイミングを狙ってもよいかもしれませんね。

その他のアスペクト

新月以外の天体の動きに注目すると、前回に引き続き木星と海王星のコンジャンクション(7/10)が目立ちます。前回は順行中でしたが、今回は逆行が始まり、2回目のコンジャンクションがおきます。前回のコンジャンクションの付近からは、理想主義的なビジョンの影響か、株価の上昇も起こってきています。しかし、木星や海王星はあまり実質的でない「バブル」なイメージがあるので、膨らみすぎてはじけないように注意する必要があります。まだまだ実質的な改革を一つ一つ積み上げていかなければ全体の構造はよくなりません。少なくとも今年11月の土星と冥王星のスクエアが過ぎるまでは根本的な改革の土台が定まらない(膿が出きっていない)可能性が高いので、慎重に進めていった方がよいかもしれませんね。さて、7/2にはこの木星海王星に対して水星がトライン、金星がスクエアになります。さらに、7/6〜7には火星がスクエアになります。情報交換や頭脳的な次元では理想がものごとを積極的に計画・考案を進める刺激になるかもしれませんが、行動化の現場(火星金星)では曖昧さによる混乱が感じられるかもしれませんね。また、火星と金星の組み合わせは恋愛や「婚活」などを象徴するかもしれませんが、海王星とのスクエアが関連している時期にはくれぐれも騙されないように注意する必要がありそうですね。婚活のテーマで考えれば、新月直前には土星に対して火星と金星がトライン(6/22)になりますので、長期的な関係をスタートさせるにはよさそうな象徴です。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間には、7/1には天王星が逆行を始めます(12/2まで)。天王星の方向転換の時期には一時的に世の中で天王星のテーマである「独創性の強調、反発、改革、発想の転換、予想外のできごと」などに関わるものごとが強く意識されるかもしれません。この時期をきっかけに、その後の半年強の間それらのテーマの追求のされ方が長期的で全体構造の中での調整という視点からより個々の具体的な事象を尊重する視点に移り変わっていく可能性があります。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間には火星より遠い天体でサインを変えるものは火星のみです。火星は7/5に牡牛座から双子座へとサインを変えます。火星のテーマである「行動化/実用化」の要点や現場作業の力の入れどころは牡牛座の「反応を評価し確実な結果を出す」から双子座の「バリエーションを広げ、多彩な技術や情報を利用する力を付ける」というポイントに変わってきます。金銭的な充実より興味や好奇心のほうがエンジンがかかりやすい時期かもしれませんね。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「周囲や親しい人々との感情的なつながりを活性化し、安心感や優しさのあふれる場をつくる」という蟹座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 16:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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