2012年11月27日

「愛とは理想を共有すること」だと自信を持って言いたい

ノエルティル占星術を勉強していると理想主義ということについてよく考えさせられます。その際の要点は、子供の頃はなかなか自分の力で環境の力に対抗できにくいので、心の中で理想を思い描くことにより重圧に耐える力をつけるのですが、それが無自覚な癖になり大人になったときに現実に直面しにくいかたちで残る可能性があるということです。客観的になり、必要のない部分は修正して現実を生きやすい状態になりましょうということなのですが、このような説明をしていくと「理想主義」は悪いものという印象がついてしまうようです。

理想について言えば、私自身このようなことを勉強して、自分自身の小さい頃の理想主義的な防衛をよく自覚してもなお、私にはそうやって出てきた私自身の理想というか幻想の世界はとっても重要に感じています。理想主義についてはもう少し深く考えてみる必要があると思います。

理想主義が幸せになることを妨害してしまうのは、その理想主義の中で無自覚に現実としっかり結び付けずに動かしている部分です。ときどき「現実」だと思っていることが想像上のことだったり、逆に理想でしかないと思っていたことが現実の要素にあったりするのです。しかし、私たちは何らかの理由でそのような状態を続けていっていまいます。私たちの行動は過去に作り上げたパターンで動く部分がたくさんあるのです。

このためときどきパターンの検証をする必要が出てきます。「パターン」というのは、この間の記事で「マニュアル」と呼んでいたものです。マニュアルは太陽の意志で精査しながら書き換えていくことができるのです(部長さんは太陽と相談しながらマニュアルを作るのですね)。このマニュアル作り、本当は他人とシェアしながら完成させて行くものなのです。しかし他人はなかなか思い通りになってくれないので自分にしか通じないマニュアルをいろいろ作っていくわけです。しかし、ある成長の段階では説得力を持っていなくても、経験値が増えいろいろな物事を克服する体験を通してきちんと他人に理解してもらえるだけの力をつけていきます。

実際にはきちんと他人に通じる力を身につけていても、その力はきちんと活かせる場面で有効に利用されていないこともよくあります。近道を通れる実力をつけているのに大きなまわり道をし続けていて余分なエネルギーを使い続けていることもあります。それは、既にあるかたちでものごとに対処する方法が出来上がっていると、改めて意志のエネルギーを使ってその方法を変更するよりも、古い「マニュアル」を使い続けている方が一見エネルギーを使わずに済むように感じるからです。古い「マニュアル」たちが自分たちの生活を脅かすなと感情的に抵抗するのです。しかし、全体のシステムから見れば明らかにエネルギーを節約することができるのです。

ときどきこのようなかたちでつくったマニュアルを改めて意識的に見直して無駄なエネルギーを使わなくて済むようにマニュアルを改訂していく必要があるのです。それがノエルティル氏の進める「理想主義」の客観化です。

しかし、考えてみれば、実はこのこと自体が未来を作る作業に他ならないのではとも思うのです。私は以前電気回路を扱っていたこともあり、イメージするときにそのような発想をしがちになってしまうのですが、「理想主義」は一時的にエネルギーを貯めておくコンデンサのようなものかなと思うわけです。限りある電源を無駄遣いしないために、「利用できにくいときにエネルギーを温存しておく仕組み」なのではないかと。ということは、上の説明のように理想主義をバイパスしてエネルギーを節約する方法だけでなく、理想主義自体のエネルギー源としての利用法をしっかり確立することも有効なのではないかと思うわけです。

長々といろいろ書いてきましたが、本題はここからです。

ここで一度「理想」ってなんだろう、「現実」ってなんだろうと改めて考えてみたいのです。天体の象徴の定義から「現実」=土星は多くの人々の共通認識です。私は海王星を「まだ多くの人々が共有していない一人一人の溜め息=理想」と考えています。では、多くの人々の間で共通認識になっていないことは現実ではないのでしょうか。実際の社会はそのような前提で動いているようです。あるいは、世の中で他人と関わりながら生きていくにはそれを現実として受け止めて適合して生きていかなければなりません。しかし、本当にそれだけなのでしょうか。

私は時間が未来に向かって進むということは、少しずつ個人の中にある理想が多くの人々の間で共有されていく流れだと思っています。もちろんそれだけではありませんが、それが人間が生き続けようと思う最大の理由だろうと私は考えます。そして、その人々の間で理想を共有していくことこそ「愛」に他ならないと思っているのですが、とても理想主義的なお話でしたね。
posted by ryu at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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