2007年03月23日

2004.07.17 新月

参議院選挙は自民党が議席を減らしたのは、みんなで理想を語り合った成果だったのでしょうか(前回の記事参照)。8月の初めには木星と冥王星がスクエアになり、社会のモラルを根底から作り直していこうとする動機が強まります。今まで社会的に考慮されにくかった微妙で複雑な問題にも焦点があたってきそうです。

蟹座の新月

では、さっそく今回の新月図(2004.07.17.20:23JST)を見てみましょう。新月は蟹座の終わりのほうで起きています。蟹座は、同じ組織や集団に属し、役割分担をして動いている人々の間での気持ちのつながりを積極的に深めようとする働きがあります。新月自体にはアスペクトがないので、そんな蟹座の動機により集団を方向づけようとするリーダー(太陽)の意志は、手ごたえを得られにくく模索状態になりがちです。そんな時期、リーダーは、なるべくさまざまなテーマを考慮に入れながら、判断、決断するとよさそうです。もちろん、蟹座の「集団内での気持ちのつながり」を重視することを忘れてはなりませんね。

新月と共に、天王星もアスペクトがなく、模索状態になっています。個人個人が持つ改革的な衝動も手ごたえがなく模索状態になりがちです。模索した結果、いろいろな場面で改革できることに気がつくかもしれません。すぐに実現できなくても、今後のために生かせるように覚えておくとよいかもしれません。

さて、今回の新月図では、海王星に対してかなり正確に火星がオポジションになっています。海王星は、先日の月蝕で太陽と月自体に関わり(政治や管理構造に対する不信感の広がりなどとして)大きなテーマになっていましたが、今回の新月の刺激はその動機を行動に移すことにつながっていきそうです。理想や夢を強く意識しながら行動しやすいですが、現実から大きく離れてしまうと後で幻滅してしまうこともあるので注意が必要です。金星は、その海王星に対してトライン、火星に対してセクスタイルになっているので、金星の働きである美意識や価値観、物質的な豊かさや楽しいことを感じる力がしっかりとした目標認識を助けてくれるかもしれません。火星の行動はめくらめっぽうにならず、そんな金星の感覚を指針にするとよいでしょう。この金星は木星とスクエアになっていきます。金星により認識される目標は、現状の社会のモラルにはそぐわないものかもしれません。

さて、その社会的モラルや考え方・流行のトレンドを表す木星は土星とセクスタイルになっていきますが、その後、冥王星とスクエアになります。木星も土星も社会の常識的な側面に関連しますが、冥王星とのスクエアはそれらが深いところで変化しようとしていることを表します。社会の中で複雑な問題や普段扱いづらいテーマが取り上げられ、考慮され、議論されながら、モラルや道徳観の奥のほうで何かが変わっていくのでしょう。このように変化しようとしている木星に対して金星はスクエアになり、その目的を尊重して火星は動こうとしています。火星や金星は、個人個人が行う行動として現れやすいので、理想を意識した(海王星とのオポジション)個人個人の行動が引き金となって社会的なモラルやトレンドが変化していくような流れになるかもしれません。そして、今回の新月では、そんな流れの中、リーダーはさまざまな側面から集団内での気持ちのつながりをしっかりさせるように心がけることが大切になるのでしょう。

実際のシンボル

それでは、上のような影響力をもっている新月図の中から抽選で一つ天体を選び、そのサビアンシンボルについて考えてみましょう。今回は、火星の度数に注目しましょう。火星は、獅子座の15番目の度数にあります。まず、その度数のサビアンシンボルを見てみましょう。

LEO15:A pageant.(山車)

祭りという特別な機会で町を練り歩く山車は、派手に演出し、見せびらかせているイメージが感じられますね。

では、例によってサインの意味から考えていきましょう。獅子座は、火のエレメントなので自分の中から湧きあがる衝動、新しい独特なものを創り出したい気持ちを重要視します。獅子座は12サインの4つずつのまとまりでは2番目のグループの最初です。牡羊座から蟹座までは、自分自身の特徴や動機を確認し、自覚していく過程ですが、この獅子座から蠍座までのサインは、蟹座までで確認した自分の特徴を目の前の相手や対象に対して投げかけ、具体的な反応を確認していくテーマを持っています。そのテーマの最初の火のサインである獅子座は、「内面から湧きあがるもの」を使って他人に対して働きかけることに興味を持っています。つまり、そこから獅子座の「自分の個性を演出し、他人へ向けて表現したい」という動機がでてくるのです。

獅子座の中でも最初の10度(第一デーカン)は、そのような衝動が「自分の中にある」ということを確認していく過程です。そして、今回の度数のある2番目のデーカンは、獅子座のサインの衝動を「他人に対して働きかける(第二)」方向性を持っています。

ときどき、このような考え方で同じような原理が入り子のように働いていると混乱してしまう人もいるでしょう。例えば、数字が1の位、10の位、100の位と位が変わるときに、それぞれの位の数が「何らかのまとまり」を数えていることを思い出してください。視点が変わったときに、それぞれが「何のまとまり」の特徴を考えようとしているのかということをしっかり意識できるようになるとイメージを作りやすいでしょう。この場合、サインの次元では、一般的な動機自体の特徴を考えています。つまり、「どんな種類の動機か」ということに注目しています。そこで、獅子座の「自分の個性を演出し、他人へ向けて表現したい」という動機を考えた場合、今度はそれをひとつの注目の単位にして、デーカンにより、「そんなサインの動機がどんな過程で体験されることに注目しているか」ということをイメージしていくのです。

獅子座の第二デーカンでは、「自分の個性を演出し、他人へ向けて表現したい」という動機を実際に他人へ投げかけ、反応を確かめながら体験していこうとします。そして、その第二デーカンの「前半」では、「他人への投げかけ」のほうに注目しています(後半ではその投げかけに対する反応に注目します)。では、この獅子座の第二デーカン前半の一つ一つの度数を見ていきましょう。

LEO11:Children on a swing in a huge oak tree.(大きな樫の木にあるブランコに乗る子供たち)

どの領域でも一番目の度数は、テーマの動機を積極的に行動に移します。動機そのものが働いていることに注目するのです。遊んでいる子どもは、自分の中から湧きあがる衝動や興味を純粋に行動に移します。

LEO12:An evening lawn party.(宵の芝パーティー)

二番目の度数では、その領域のテーマが何に対して効果を生むのか、どんな環境で働いているのかということに注目が移ります。ブランコでは、自分の興味や楽しさの追求が問題でしたが、パーティーでは、自分らしさの表現に対して相手がどんな反応を示すかということに興味が移るのです。

LEO13:An old sea captain rocking.(揺れている年を取った船長)

三番目の度数は、その領域のテーマがさまざまな場面で働くことを認識し、その価値や効果を理解していきます。どのような自己表現の演出がどんな反応を得るかということをさまざまなかたちで経験し、演出すること自体の効果や意義を理解していきます。

LEO14:A human soul awaiting opportunity for expression.(表現の機会を待つ人間の魂)

四番目の度数は、その領域のテーマをいつでも利用できるように訓練し、技術化します。自己表現をきちんと他人に認識されるためには、相手の状態や環境についてきちんと把握している必要があります。「技術化」には、そのような客観的な評価の基準を理解することが重要です。ここでは、きちんと「機会」が整うのを確かめる能力を身につけようとしているのでしょう。

LEO15:A pageant.(山車)

今回の火星があるこの五番目の度数は、その領域のテーマの意義をより大きな全体の中で生かしていこうとする意志に関連します。大きな目的や動機を持って自己表現や演出を行うことに関連するでしょう。領域の最後の部分(12サインでは水瓶や魚、サイン内部では第三デーカン後半、5度域では5度目など)では、より大きな全体を意識して活動しようとするのです。

さて、理想を強く意識して行動しようとするこの火星は、大義を意識しながらとても派手に自己演出しそうです。それは、強い反応を引き起こすにはとても重要な過程かもしれませんが、反動も激しくなるかもしれないのでしっかりと意識しながら動かすとよいのではないでしょうか。ちなみに、今回の新月図を東京で作成したとき、MC付近に火星に通じる性質を持った恒星が輝いているのを知っている人、誰かいますか?そう、あんたれす(--;

(星座とサビアン・その24より)
posted by ryu at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2004 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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