2007年03月24日

2005.09.04 新月

日本の政治の局面では、天王星の「妙案」は衆議院の解散総選挙として表れているようですね。今月は、9月11日には小泉首相が郵政民営化のために最後の賭けにでた衆議院選挙が行われます。小泉首相の太陽は、社会的なシステムをしっかり管理し機能させたい山羊座にありますが、同じく山羊座の水星が天王星や海王星とグランドトラインになっています。組織をしっかり機能させるため(山羊座)に改革(天王星海王星)という手法を使っていくのでしょう。うまく目的を達成できるでしょうか。

乙女座の新月

では、さっそく今回の新月図(2005.09.04.3:45JST)について考えてみましょう。新月は乙女座の12番目の度数で起きています。乙女座は、地のエレメントです。火の次に並ぶ地のエレメントは、火の精神的な盛り上がりにより新たに始められようとしている動きを具体的、実質的なかたちの効果を得られるようにしていくことがテーマになります。柔軟のサインのため状況に合わせて動くので、特定の動機や対象を定めているわけではありません。支配星は水星なので、知識や技術力を具体的に活かしていくことがテーマになります。獅子座で、未来に向けたビジョンをつくりだしたあと、乙女座ではそのひとつひとつを具体的に実行に移してきちんと効果の表れることを確かめていくのです。先月、思い立った新たな展開はどんなふうに具体化していくでしょうか。

この新月は、天王星とオポジションになっています。リーダーシップは、「妙案」と向き合っている様子です。突然の予想外のできごとなどに注目が集まりそうです。太陽や月は目の前のできごとというよりは長期的な展開の方向性をつくることに関わるので、地震などの突発的なできごとに対する対策に熱が入るのかもしれませんね。よく度数を見てみると、太陽や月は、すでに、天王星を通過した後です。つまり、過去に起こった天王星的なイベントを強く意識し、その効果をうまく反映していこうという状況がイメージされます。このリーダーシップ(太陽)は次第に牡牛座の火星とトラインになっていきます。リーダーシップ(現首相の小泉さんを表すとは限りませんが)は、だんだんスムーズで着実な実行力を身につけていきそうです。火星は、海王星とのスクエアを通過しています。これは、夢や理想の実現のために努力した経験を持っているということです。あるいは、海王星の示す情や幻想に惑わされて行動が混乱したのかもしれません。ここでのポイントは、太陽や火星は土星とあまり強く関わっていないことでしょう。土星は、既存の権力を守り、その機能を維持する働きがあります。今回の新月図では、土星はノーアスペクトになっており、このような機能は実質的な効果をあまり発揮できなさそうです。

水星もノーアスペクトの状態なので、情報やコミュニケーションは直接的には反応を引き起こしにくいので、模索されながらいろいろな情報の伝達が工夫されるでしょう。しかし、このような特性を持ちながら動く水星とリーダーシップの太陽はミューチュアルレセプションになっているので、それらの情報は心理的に消化され、リーダーシップの方向性を決めることに大きく影響するでしょう。

金星は天秤座にあり、自分の支配するサインに入っているのでとても強力になっています。また、木星と海王星の「理想」を意識し、冥王星とセクスタイルになるので底力を発揮しようとしています。金星は、「ものごとを公平に見比べる機能」であり、ものごとの効果を感じる機能です。木星金星のコンジャンクションと冥王星のセクスタイルは、火星を頂点とするヨッドを形成しています。また、火星は金星が支配するサインである牡牛座に入っています。つまり、このような金星の働きが火星の行動力の方向性に大きく左右するイメージです。感性に訴えたり、分かりやすく解説したり、芸術や女性の活躍がキーポイントになりそうですね。

今回の乙女座の新月のテーマは、そんな動きの中で追求されるので、新たに動き出したものごとをどのように具体化していくか、いろいろな人々の意見を聴きながらしっかり判断していきたいものです。

実際のサビアンシンボル

それでは、そんな新月のチャートの中から抽選で一つ天体を選び、そのサビアンシンボルを考えてみましょう。今回のテーマは、獅子座の29番目の度数にある水星です。水星の度数のサビアンシンボルは、

LEO29:A mermaid.(人魚)

です。人魚は空想上の存在ですが、水の中を自由に泳ぐことができます。人のように見えますが、尾ひれがついており明らかに違いがわかります。自分の特徴をしっかり背負って生きているイメージがありますね。では、例によってサインの意味から考えていきましょう。

火のエレメントで、「互」の領域に入っている獅子座は、先月も説明したとおり、自分の中から沸き上がってくる何かを創り出そうという衝動(火)を利用して具体的な対象に働きかける(互)ことがテーマです。この特徴は、支配星である太陽の「周囲に影響を及ぼして未来の展開を創り出す」という機能によく適合しています。太陽は、太陽系というシステム全体の中心にあり、エネルギーの源です。すべての惑星をまとめ、未来へリードしていかなければなりません。獅子座には、そんなリーダーシップをとろうとする動機もあるでしょう。みんなを引き連れて、確実ではありませんが、新しい展開を生み出そうという動機が強いのです。さて、今回のテーマである水星は、そんな獅子座の中でも最後の3番目のデーカンの中にあります。3番目のデーカンは、サインのテーマを一般化・抽象化していく過程です。それは、3の数字がものごとを一つの視点からでなく多方面から観察し、体験し、応用的な理解力をつけることに関わるからです。ここでは獅子座がテーマなので、「新たなものを生み出そうという力(獅子座)」を一般的に理解しよう(第三デーカン)としている過程です。水星は、その中でも後半の度数にあります。後半の場合は、前半の自ら動いて積極的に働きかける方向性に対して、その動きの結果や効果を意識し味わい確認するニュアンスがあります。では、一度一度シンボルを確認してみましょう。

LEO26:A rainbow.(虹)

一番目の度数は単純にその領域のテーマを体験します。創造力(獅子座)が一般的に(第3デーカン)何を成すか(後半)を意識し体感するのでしょう。虹は、太陽の光が空に描いた素晴らしいものです。そんな創造力の成し得たものごとの素晴らしさを感じ、未来を目指す際に目標をもつことの大切さを実感することがこの度数のテーマになるのでしょう。

LEO27:Daybreak.(夜明け)

2番目の度数は、一番目の度数の起こす効果や周囲の環境への影響へ注目が向きます。夜明けは環境の中に光が差し込んでくる現象です。未来を実現するエネルギーのありがたさをじっくり理解し味わい、一番目の度数で感じた目標にしたがって環境を変化させる力の働きを学ぶ過程でしょう。

LEO28:Many little birds on a limb of a large tree.(大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥)

3番目の度数は、一番目と2番目のテーマを客観的な理解へと発展させていく段階です。大きな木の枝は、たくさんの命や活動を支えます。創造力は、あちらでもこちらでもいろいろなものごとを動かすことができることを認識し、その概念的な重要性を理解します。多くの具体的な実感が体感的な理解を深めてくれるのです。

LEO29:A mermaid.(人魚)

4番目の度数は、その領域のテーマをいつでも利用できるように訓練し、技術化する過程です。人魚は、人のように見えますが尾ひれを見れば人魚であることは一目瞭然です。自分の特徴や目標、夢をいつでもしっかり表現し、独特な人生を遂行する安定した力を身につけようとしているのかもしれませんね。

LEO30:An unsealed letter.(開封された手紙)

5番目の度数は、その領域のテーマをより大きな全体のために活かしていこうとする意志を表します。手紙は開封されるといままで閉じ込められていた内容がすぐに他人に伝わろうとしている状態になります。この度数は獅子座全体の最後の度数でもありますが、獅子座の創造力は、最終的にはより大きな集団や組織のために個人的な思いの内容を伝えるというかたちで役立っていこうという意志にまとめられるのでしょう。

このような流れの中、今回のテーマである新月図の水星は人魚の度数にあります。ノーアスペクトでうろうろしていますが、太陽の示す全体の向かう方向性には大きく影響しそうです。いろいろな人々やできごとがこの水星の役割を果たすでしょうが、いずれも自分独特なキャラクターを強く出しながら(人魚)考え方やメッセージを伝えてくる(水星)ようなイメージがあります。

(星座とサビアン・その38より)
posted by ryu at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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