2013年12月06日

自分を語る効果

先日、ある勉強会で私自身のホロスコープを題材に進めたとき、とてもおもしろいなと感じたことがありました。ある参加者さんが私のホロスコープにある天体配置について言及した際に、普通より強く感情が刺激される様子を自覚したのです。

私は太陽と金星がコンジャンクションでさらにそれがノードにコンジャンクションです。それについてある参加者さんが、人気を意識したり、人にいい印象を与えることを意識するのではと提案したのですが、実はそのテーマ、自分の感情が敏感に反応するものでした。私は昔からそういう人間だと思われたくないという意識が強かったのです。なので、反射的に感情的に「そんなことはない」と言っていました。しかし、客観的に考えれば天体の象徴としての働き方としてはそう考えることもできます。

そして、実はこの「そんなことはない」と感じる感情の動きこそが私の重要な個性をつくっている部分であり、心理占星術で注目したいものなのです。私の場合、太陽金星はノードにコンジャンクションなので、ノエルティル氏の発想によれば母親問題に重要に関わっています。さらに金星は私の11ハウスの支配星なので愛されることに関する不安に関連しています(半球の強調は西側です)。つまり私は幼少期の成長過程において、母親との関係の中、愛される不安に対処する方法として母親を喜ばせる行動パターンを身につけたのでしょう。しかし、私がより覚えているのは、思春期に母親をはじめ他人に合わせてしまい自分を表現できないことについて結構悩んだことです(一つのきっかけは自分の恋愛の相手について母親に「あの娘はちょっと…」と意見を言われたことでしょう)。

その後、会社に入って働くようになると、タバコを吸ったり髪やヒゲをのばしたりという行動パターンをしていきますが、その裏にそのような「人にいい印象を与えることに対する反抗」の気持ちがあったのでしょう。それらの名残が今もサンダルを履いているところに残っているのでしょう。

つまり、私の太陽金星の部分にはこのような体験をはじめ、その他この象徴に関連するような成長過程でのいろいろな体験にまつわる感情が結びついています。確かに「人にいい印象を与える」ことに関する体験や感情ですが、私は自分自身が「人にいい印象を与える」特徴を持っているとも、それを重要視しているとも思っていません。単に私の成長の物語がそのテーマの周りで動いているということです。

自分の体験を語ることで、改めて心理占星術で追跡しているのは、このような成長にまつわる物語であって、天体配置から直接性格的な特徴を読み取ることではないことを再認識しました。
posted by ryu at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 象徴の探求 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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