2013年12月08日

秘密とそのシェアと冥王星

秘密保護法案が可決され、その過程でいろいろな議論や感情を生みました。複雑なテーマでもあるので、たくさんの議論が生まれることが重要だと私は考えています。「秘密」とは何かということを考えると「組織」とは何だろうと考える必要が出てきます。秘密の共有は組織の内部と外部を区別する重要なポイントになります。

水のサインは何かに属する感覚に関連します。例えば、蟹=月は属している集団内で安全や安心感を深めていきます。蠍=冥王星は異なる集団同士の接点で境界線の再定義に拘る心理的な働きと考えることができます。魚=海王星はより大きな集団に融合していく意識として捉えられるかもしれません。

さて、こうして見てくると秘密の維持というのは蠍や冥王星のテーマに関わることがわかります。地のサインは確固とした器をつくることに関わるので、秘密維持の仕組み自体は土星-水星ラインでつくると考えることもできますが、しかし実際の秘密の維持には心理的な側面が不可欠です(秘密保護法案自体は土星-水星ラインかもしれませんね)。

例えば、友だちに自分の秘密を打ち明けるときのことを考えてみましょう。口の硬い友達と、すぐにいろいろな人に話をしてしまう友達とどちらに秘密を打ち明けられるでしょうか。秘密を守るということにはとても積極的な状況判断力と個々の信頼関係維持の努力が必要になるのです。例えば、軍事的な秘密はしっかりと自制の意識のある相手とでないと共有できにくいかもしれません。

しかし、今の時代は組織自体の構成もそれに関する意識や理解もどんどん深まってきます。また、組織の変容や再構成のペースも早いですす。そのような中でしっかり「秘密」を維持していくには、土星-水星次元の物質的な条件付けによる方法はうまく働かないのではないでしょうか。そもそも、例えば「軍事」のテーマでは誰が敵で誰から秘密を守るのでしょうか。政府が国民の必要としていない紛争に参加しないとは限りません。秘密の保持は誰が誰に対して何を強制するのでしょうか。

実際の組織は、「国民が民意を代表の議員に託してみんなの合意で物事が進む」という理想的な構造とは異なり、はるかに複雑なかたちで動いています。そのような中できちんと組織を動かしていくためには、一人一人がある程度しっかりとした組織運営の意識や感覚、判断力を着けていく必要があるでしょう。単純に秘密をルールや罰を作って(土星-水星的な方法で)維持するより、むしろ、より根本的に一般的な教育を工夫して、体験的に集団や組織を維持運営するために必要なことの感覚を育てていくこと自体が重要なのかもしれません。

天王星冥王星のスクエアは、この11月に4回目を迎え、7回ある中の4回目なのでちょうど真ん中を過ぎたところです。私はカーディナルクライマックスの前半(土星と天王星や冥王星のコンタクト)は集団や組織改革の必要性の自覚がテーマだったと思っていますが、後半の天王星冥王星の継続するスクエアの期間は、いろいろな組織改革の試行錯誤の期間だと考えています(多かれ少なかれいつも試行錯誤はされていますが、他の時期よりそのようなテーマに意識が向かいやすく、重要な工夫が行われ始めることも考えられます)。そんな冥王星天王星のスクエアも4回目というある意味でピークを迎えたのです。私たちはある意味で「組織」が固定されていない時代(風のエレメントの時代)へ向けて、いろいろな意識を形成・成長させていく必要がありそうですね。そして、私はいろいろな機会に強調しますが、象徴的には2人以上は既に集団の次元です。
posted by ryu at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 象徴の探求 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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