2014年10月25日

すべての象徴を変化のプロセスとしてイメージする

いろいろな勉強会で、心理占星術の理解を深めています。このときにとっても鍵になるのは、各象徴は固定的なイメージではなく「それぞれ独特な変化や成長の過程をもっている」ということを理解することです。

変化のない描写ではなく、動的なイメージを持つことは大切です。例えば、水星と土星の組み合わせに対して「考えるのが遅い」という固定的なイメージを与えたとしましょう。すると、せっかくの象徴的な理解の力をしっかり認識できません。まず、その配置の持ち主は必ずしも考えることが遅いとは限らないので、容易に「当たってる/当たっていない」という話になってしまいます。当たっていない場合は参考にならないということになりますが、当たっていたとして、「考えるのが遅い」というイメージを自己イメージとして強く意識してしまうかもしれません。


人間の活動にはいろいろな分野や側面があるので、ある分野や側面で「当たっている」ことも多いかもしれません。私自身、いつも自分は「考えるのが遅い」と感じています。一方で、私は昔、壊れた機械の修理係をしていて、だんだん状態の識別から処置を効率的にできるようになっていきました。そのため、ある程度物事を素早く的確に判断していく力を持っているという感覚もあります。

つまり、「遅い」と言われれば考えの遅い自分を思い出し、「早い」と言われたなら早い自分を認識するでしょう。あるいは、多少あまのじゃくになって、反対の自分を思い出すかもしれません。

そのことよりも、ここでは「考える」ということに関して、どんな状況でどんな結果につながったかという体験やそれに基づく感情が、現在や未来に向けての活動にどう影響しているかを認識し、効果的に扱う工夫をできるとよいのでしょう。

象徴だからいろいろな表現の可能性がある、ということを利用し、「考えるのが遅い」という文を「慎重に、あるいは現実的に考えることができる」と認識を変えてそれにまつわる感情を変化させるという方法もあります。

しかし、理想的には、その配置に関連するさまざまな成長のプロセスを理解し、それに基づいて建設的な方向を見つけていけるとよいと思います。水星と土星の場合、集団や社会の中で有用な知性やコミュニケーションの活用ができるようになるためのプロセスをどう進めていくかということがポイントになります。

このようなかたちで、ホロスコープ上のどんな象徴に関してもそれに関連する成長のプロセスを考えることができます。そして、もちろん、ノエルティルアプローチで最初に注目する「半球の強調」についても、それぞれに典型的な成長のプロセスをイメージすると理解しやすくなります。
posted by ryu at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 象徴の探求 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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