2016年03月09日

日蝕2016年3月

久しぶりに新月図を見てみましょう。今回の新月は2016年3月9日の10時54分に魚の19番目の度数で起こりました。日蝕でもあるので影響はいつもより長く続くかもしれません。魚太陽のエネルギーは、集団全体で共有する理想を意識化し照らし出す特徴があります。その力をどんな方向で活かしたらよいか、みなさんと一緒に考えていきましょう。まずは、魚のサインのテーマについてもう少し深く考えてみましょう。


魚は水のサインなので、太陽の光は感情の共有や一体化のテーマを照らし出します。魚は自互公の公の領域なので、周囲の人々と共有している気持ちやイメージ、歴史認識が焦点になります。「周囲の人々」というのは、自分とか他人という分離した主体を意識するのではなく、みんなで一緒に感じているという方向性を意識するとよいでしょう。例えば、魚ではなく蠍なら、特定の相手や対象と感情を共有することが焦点になります。


最近、「心理占星術のためのサビアンシンボル」の中で考察した12サイン全体で役割分担しながら機能する様子の理解の重要性をとても感じています。個々のシンボルのイメージを深めるのもよいですが、どのように全体の中での機能を果たしていくかという視点も大変助けになるはずだと私は考えています。


全体の機能を考える視点では、三種類のクロスをそれぞれの機能を働かせるための「磁場」のようなものとしてイメージしてみました。表面に見える動きを制御するための活動サインの磁場、組織構造全体のエネルギーを維持し供給し続けるための不動サインの磁場、それらの要素を繋ぎ循環させ全体の適応力を増進するための柔軟サインの磁場です。


今回の日蝕の起きる魚座は、このうち全体の要素を繋げ循環させる柔軟のサインの磁場で起こります。さらに、この日蝕の影響する半年程度(数年という考え方もありますが)の間に柔軟サインの中で重要な社会天体同士のアスペクトも形成されていくのでとても重要です。


柔軟サインは知性の働きに関連しますが、私は次の3つの視点で「繋ぎ役」を果たすことが重要だと考えます。ひとつは個々の組織において、目の前の活動(火星金星)と長期的な目標(太陽月土星)をうまく調整し両立させること。ふたつめは、同じく組織内において、エネルギー消費活動(活動)とエネルギーの貯蔵供給システムの維持(不動)をうまく調整し両立すること。3つめは、組織と組織あるいは組織内の個々の要素の間をうまく調整し両立させること。1や2は、自分自身の中でさまざまなテーマについて理解を深め整理していくことにも関連します。また、3は、人々とビジョンやイメージを共有し相互理解を深めていくことにも関連します。


これらのテーマについて、さまざまな次元での緊張や葛藤を体験しながら、具体的な問題に対処していく力をつけていくプロセスが強調されています。


日蝕には、同じ柔軟サインにある土星木星海王星のアスペクトが関与しています。また、活動サインにある天王星冥王星もそれらに触れています。つまり、社会天体同士の活発な関わりがあるということです。特にトランスサタニアンの影響も積極的に関わっているので組織全体の構成が変化したり、個々の組織同士の連携状況が変わっていく可能性があります。これらのポイントを意識しながら今回の日蝕のエネルギーをうまく応用していけると理想的です。


そこで、最初に指摘した、柔軟サインの「繋ぎ役」の働きをより一層意識できると効果的ではないかと思います。


魚のサインや支配星の海王星(木星にも言えますが)は、多くの人々と共有できるようなビジョンやイメージを形成する力があります。どんな人々とどんな目的でどんなイメージを共有したらよいか、しっかり意識しながら焦点を創り出すことを心がけたいものです。


その過程でさまざまな葛藤を体験するかもしれませんが、それをクリエイティブに解決していくことにやりがいを感じられるかもしれません。この日蝕の10日ぐらい前からの流れでそのようなテーマに関して象徴的な体験をしているかもしれません(太陽が海王星土星木星と順に触れていきました)。また、これを10週間、あるいは10ヶ月の象徴的な過程として思い起こしてみてもよいでしょう。その過程を単に感情的に思い起こすのではなく、いろいろな角度から考えてみると今後の人生の選択のヒントになるのではないでしょうか。


あらためて、魚のエネルギーの「人々と共有すべきイメージやビジョンを思い描く力」をどう利用していくか、みんなで工夫していきましょう。


posted by ryu at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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