2007年11月12日

2007.11 新月

2007.11.10の新月

では、さっそく今月の新月図(2007.11.10.8:03JST)を特徴をまとめていきみましょう。

今月の新月は、蠍座で起きます。蠍座のテーマは、「他人の価値観に合わせて動くこと、共通の目標のもとに動きを合わせること、ものごとの背後の仕組みや相手の動機を理解し、意識の拡張や変容につなげること」などです。天秤では他人表面的な動きに合わせ強力関係や平和を実現することがテーマでしたが、蠍では相手の動きの背後にある動機をしっかり意識して互いの動きを合わせていくことが重要なテーマになります。それがうまく進まなければ協力関係を打ち切ったり、一緒に動かない要因を排除しようという意識にもつながりやすいでしょう。深い協力関係を確立するか、現在の関係を清算してより深い関係を求めて再出発するかなど、複雑で重要な決断に迫られるかもしれませんね。このような意識がいろいろな場面でどのように反映されているかを確認していくとよいでしょう。

新月のアスペクト

この新月(太陽)は火星とトラインを形成した後、新月の約3日前に天王星とトラインになりました。太陽が象徴するリーダーシップは、自分の意志を行動に移し(火星)、社会的な批判を受け止めた(天王星)ニュアンスがあります。この後、太陽は海王星とスクエアになります(11/12)。これは、リーダーシップが夢や理想、あるいは、幻滅感に過度に影響される可能性を想像させます。曖昧な情報や確証のない理想を追求することは混乱につながるかもしれませんね。また、太陽は、その後、土星(12/1)や天王星(12/7)とスクエアになっていきます。リーダーシップが、ルールや秩序、組織構造に関して影響力を発揮したり、責任を意識したり、批判を浴びるタイミングになるかもしれません。「リーダーシップ」は、個人にとっては「(自分全体としての未来の方向性を常に創り出している)意志」にあたります。つまり、誰も自分の積極的な意志の発揮の感覚の中で、上に挙げたようなリーダーシップの体験の流れを認識するかもしれません(とくに「今」のエネルギーを生き生きと表現/体験するような人々は)。

その他のアスペクト

今度の新月の期間中には、社会天体同士のアスペクトは形成されませんがこれからアスペクトしたり、最近アスペクトが形成されたばかりのようなオーブの近いものはより早い動きの天体が積極的に身近な場面のテーマへと「翻訳」していきます。例えば、12/12には木星と冥王星がコンジャンクションになります。これは、例えばよりよい社会を作ろうとする情熱やビジョンが深い動機から徹底的に追求しようとするイメージがあります。哲学や法律の根拠を熟慮したり、発展的なひらめきやビジョンに徹底的にこだわる姿勢なども見られるかもしれません。また、前回の新月の期間に形成された木星海王星のセクスタイルはまだオーブの範囲にあります。これは理想を肯定的に認識し追求しようとする動機につながるかもしれません。さらに、逆行の関係で実際のアスペクトはだいぶ先ですが土星と天王星がオポジションに近くなっています。これは適切な社会構造や集団のルール、秩序に関して新旧の利点欠点を比較検討し、実質的な改革を進めていく動機につながるかもしれませんね。

さて、このような遠い天体のアスペクトのテーマは、近い天体の身近なテーマヘの「翻訳」を介して具体的な体験が進められていきます。上に挙げたそれぞれの社会天体のアスペクトに対して、どんな「翻訳」が進められているか見てみましょう。まず、木星と冥王星についてです。実際には前回の新月の期間でしたが、この組み合わせに金星が次々とスクエアを形成していきました。金星は協力関係や「握手」を象徴するので、木星はビジョンや哲学、冥王星は複数による深い探究活動と考えると、今回の「大連立構想」に関する成り行きはこの配置が大きくかかわっているようですね。金星が木星とスクエアになった10/31あたりに「気軽に握手(木星金星)」したかと思うとその後金星が冥王星とスクエアになる11/6ごろまで「協力に関する深い感情的問題や背後の動機の調整(金星冥王星)」が重要なポイントになっていたのではないでしょうか。スクエアのアスペクトだったので今回は難航しましたが、同様な木星冥王星に対する金星の「翻訳」は12/2〜4ごろに今度はまとまりやすいセクスタイルで再現されます。このときには何らかのかたちで深い協力関係が成立したり、意識化されたりしやすいかもしれませんね。もっともこれに先立って金星は、木星海王星のセクスタイルにかかわり協力に関する大きな理想を意識するわけです。なお、上で説明した通り、太陽は11/12に海王星とスクエアになります(その後木星冥王星には30度で通過するのでメジャーアスペクトは形成しません)。このため、リーダーシップは理想を強く意識したり、幻滅する可能性もあります。

土星と天王星のオポジションについても、まず、目立つのが太陽の「翻訳」です。太陽が仲介になり遠い天体のテーマが健在化してくる場合、リーダーシップの創り出す方向性の感覚の中に反映されてきやすいでしょう。このため集団みんなの意識の焦点や注目のポイントとして目立ってくるかもしれません。土星と天王星は古いやり方と新しいやり方の構造論的な比較がテーマになる可能性があるので、論理だった議論が展開されるかもしれません。これに先立って、11/17〜22には水星がこのテーマを調和的なアスペクトにより「翻訳」していきます。まずは、情報交換やアイデアの創意工夫というかたちで新旧のシステム比較が行われていきそうですね。また、太陽の「翻訳」(12/1〜7)後、水星も順にスクエアアスペクトを形成します(12/7〜11)。この時期は、新旧移行の矛盾や問題点をリーダーシップが意識し、さらに多くの人々や専門家が考察を深めていく流れになるのかもしれません。いろいろなテーマにおいてそんな流れが認識されると思いますので注意して追いかけてみましょう。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間では、11/15に火星が逆行を開始しますので心に留めておきましょう。火星は動機の具体化、行動化に関連する天体ですので、その次元で人々が「個人的なテーマを重視しがち」になったり、「過去のテーマを振り返りがち」になったり、「互いの行動の意図を理解しづらく」なったりするかもしれませんのでうまく動かせるよう意識しましょう。私は逆行天体の意味を考えるとき、「昼間社会でみんなと一緒に働く(順行)」様子と「夜間家でくつろぎ明日のエネルギーを貯める(逆行)」様子を対比して考えます。こうしてイメージすると逆行の重要性や必然性が見えてくるからです。どんな天体も逆行時には他人との相互のやりとりはうまくいかなくなるかもしれませんが、個人個人で重視したいテーマを改めて自覚する働きがあります。弱点を意識的に補いながらも、この時期の重要性も認識すると過ごしやすくなるのではないでしょうか。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間ではサインを変化させる遠い天体はありません(月〜太陽はほぼ毎月必ずサインを変えます)。次の新月では木星がサインを変えるので視野に入れておいてもよいかもしれませんね。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「他人の価値観に合わせて動くこと、共通の目標のもとに動きを合わせること、ものごとの背後の仕組みや相手の動機を理解し、意識の拡張や変容につなげること」という蠍座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 06:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 月相2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ご紹介させていただきました
Posted by 無料 at 2008年01月24日 17:33
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