2007年12月11日

2007.12 新月

2007.12.10の新月

では、さっそく今月の新月図(2007.12.10.2:40JST)を特徴をまとめていきみましょう。

今月の新月は、射手座で起きます。射手座のテーマは、「広い世界や未来に思いを馳せ、冒険をし、視野を広げ、新たなビジョンや哲学を集団の中にもたらそうとすること」などです。牡羊から蠍までは自分と他人、あるいは具体的な対象との「個対個」の関係がテーマでしたが、射手から先のサインでは個別の特徴の違いは重要ではなくなり、多くの人々が集団的に行うことや抽象的な概念や意味論が主要なテーマになります。射手座はこの領域に入る最初のサインなので、「みんなで行うとよいこと、集団活動の未来像」などを新たに積極的に開拓していこうとします。今回の新月の期間は、このような意識がいろいろな場面でどのように反映されているかを確認していくとよいでしょう。

新月のアスペクト

この新月(太陽)は、前回の記事でも指摘したように、約9日前に土星とスクエアを形成(12/1)し、その後新月の3日前に天王星とスクエア(12/7)を通過しています。太陽が象徴するリーダーシップは、今後起こりうる社会システムや制度(土星)の改革(天王星)について要点を認識させられるニュアンスがあります。この後、太陽は海王星とセクスタイルになります(12/12)。これは、リーダーシップが夢や理想、あるいは、社会に漂う「空気」をうまく受け止め方向づけに反映させていくイメージです。しかし対立点を意識しにくいので、強引にならないように努めたほうが後の摩擦を未然に防止できるかもしれませんね。「リーダーシップ」は、個人にとっては「(自分全体としての未来の方向性を常に創り出している)意志」にあたります。つまり、誰も自分の積極的な意志の発揮の感覚の中で、上に挙げたようなリーダーシップの体験の流れを認識するかもしれません(とくに「今」のエネルギーを生き生きと表現/体験するような人々は)。

その他のアスペクト

今度の新月の期間中には、社会天体同士では12/12に木星と冥王星がコンジャンクションになります。これは、例えばよりよい社会を作ろうとするビジョンや冒険心を深い動機から徹底的に追求しようとするイメージがあります。哲学や法律の根拠を熟慮したり、発展的なひらめきやビジョンに徹底的にこだわる姿勢なども見られるかもしれません。冥王星は集団の方向性を最終的に定め、反対を抑えて行動化していくことに関連するので、ビジョンや可能性の追求に関する力争いというかたちで表れる可能性もあります。集団に属する個々の人々の努力の結果、みんなのビジョンが統一されるとその集団に対する大きな信頼感が生まれるかもしれません。また、前回も説明しましたが土星と天王星のオポジションのオーブが狭くなってきています。土星は正確なオポジションより前に逆行してしまいますので、効果がはっきりと現れてくるまではまだ時間がありますが、敏感な人々はもうすでに予兆のようなものを感じ始めているのではないでしょうか。

さて、このような遠い天体のアスペクトのテーマは、近い天体の身近なテーマヘの「翻訳」を介して具体的な体験が進められていきます。上に挙げたそれぞれの社会天体のアスペクトに対して、どんな「翻訳」が進められているか見てみましょう。まず、木星と冥王星についてです。前回はまだ少しオーブがありましたが、今回の新月の期間には実際に木星と冥王星のコンジャンクションができます(12/12)。このため、このテーマに関してはこの時期を中心に何らかの方向の確定や焦点化が起こってくるはずです。具体的なできごととして表面化しないとしても、心の中、意識の中で集団的なビジョンの探求に関するはっきりした決意がなされるかもしれません。そして、そのような決意は次にこれらの天体に周期の早い個人天体がアスペクトした際にそれぞれの次元で具体化されていくのでしょう。水星は12/20〜21、太陽は12/21〜23、そして火星は12/27〜1/3にかけて、この木星冥王星の「未来のビジョンの深い探求」のテーマをそれぞれの次元で具体化していきます。

土星と天王星のオポジションについては、前回の新月の期間の太陽や水星の「翻訳」に引き続き、12/13〜18には金星が調和的なかたちで具体化を進めます。土星と天王星は古いやり方と新しいやり方の構造論的な比較が主要なテーマになるので、新旧の構造を体感的に比較できるような体験をするかもしれませんね。ちなみに、この土星と天王星のオポジションは2008〜2011ごろに形成される土星天王星冥王星のTスクエア構造よる「既存の制度やシステムの重大な改革」のテーマの「入り口」になるアスペクトです。つまり、現在はこの時期に起こる大きな変化の予兆を少しずつ感じ始める段階にあたります。敏感な人々はそれぞれのテーマの矛盾に気がつき、改革の必要性を認識するかもしれませんね。なるべく多くの人々が今後起こりうる必要な変化に関して十分に意識し準備をすることができれば、改革の痛みは最小限に抑えられるかもしれません。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間では、12/20に土星が逆行を開始しますので心に留めておきましょう。また、11/15より火星が逆行しています。火星は動機の具体化、行動化に関連する天体ですので、その次元で人々が「個人的なテーマを重視しがち」になったり、「過去のテーマを振り返りがち」になったり、「互いの行動の意図を理解しづらく」なったりするかもしれませんのでうまく動かせるよう意識しましょう。私は逆行天体の意味を考えるとき、「昼間社会でみんなと一緒に働く(順行)」様子と「夜間家でくつろぎ明日のエネルギーを貯める(逆行)」様子を対比して考えます。こうしてイメージすると逆行の重要性や必然性が見えてくるからです。どんな天体も逆行時には他人との相互のやりとりはうまくいかなくなるかもしれませんが、個人個人で重視したいテーマを改めて自覚する働きがあります。弱点を意識的に補いながらも、この時期の重要性も認識すると過ごしやすくなるのではないでしょうか。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間では12/19に木星がサインを変えます。木星は「未知への冒険やより大きな集団への参加を促す」働きがあります。木星が射手座にいるということは「冒険の世界へようこそ」というイメージが促進されていたということですが、木星が山羊に入るということは「責任、秩序、達成感の大人の世界へようこそ」というイメージが促進されるのかもしれませんね。集団や組織がきちんと機能し、実質的な恩恵をもたらすということに貢献できれば報酬が得られやすいと考えてもよいでしょう。また、現在逆行している火星は1/1に双子座へと戻ります。行動する動機は「仲間意識や身内の気持ちのつながり」というテーマが強調されていましたが、もう一度「仲間って何だろう、身内ってなんだろう」と身近な周辺を見て回るイメージかもしれません。単純に、交通や近所でのトラブルが起こりやすい時期が再来すると考え、注意をしたり、理解を心がけたりしてもよいかもしれませんね。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「広い世界や未来に思いを馳せ、冒険をし、視野を広げ、新たなビジョンや哲学を集団の中にもたらそうとすること」という射手座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 15:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 月相2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介させていただきました
Posted by 無料 at 2008年01月24日 17:34
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 15:54
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