2008年01月10日

2008.01 新月

2008.01.08の新月

では、さっそく今月の新月図(2008.01.08.20:37JST)を特徴をまとめていきみましょう。

今月の新月は、山羊座で起きます。山羊座のテーマは、「集団全体の中できちんと機能すること、社会の秩序やルールを尊重しその恩恵を享受すること」などです。射手座の際に説明したとおり、牡羊から蠍までは自分と他人、あるいは具体的な対象との「個対個」の関係がテーマでしたが、射手から先のサインでは個別の特徴の違いは重要ではなくなり、多くの人々が集団的に行うことや抽象的な概念や意味論が主要なテーマになります。これは、牡羊から蠍までのサインは個人天体が支配(特に古典的な支配星の割り当て)しているということにも関連しています。射手座から魚座までは社会天体である木星と土星の管轄です。そして、今回のテーマである山羊座はその元締めといってもよい「土星」が支配星になっているのです。土星は、集団で行っていること、あるいは、長期的なスパンで行っていることをコントロールし、安定させ、しっかりと認知できるかたちを与えていく機能があります。その働きの結果は、「固まり、変化しにくくなり、安定し、しっかり触れて確認できるものになる」というかたちで表れてきます。自由に動きたい感情や意思はそんな土星の影響を重たく息苦しいもの、困難や痛みとして感じるかもしれません。しかし、その結果得られる安定は他人との交流を容易にし(感情の交流というよりは役割分担として)、大規模な活動を構築するためには欠かせないものとなります。山羊座はそんな土星の働きを良くも悪くも強く意識しながら進んでいくサインです。今回の新月の期間は、このような意識がいろいろな場面でどのように反映されているかを確認していくとよいでしょう。

新月のアスペクト

この新月(太陽)は、新月の約2日前、1/6に天王星とのセクスタイルを通過しています(同時に金星と土星のスクエアも形成されています)。これを象徴的なイメージに置き換えると、「少し前に斬新な方向転換や改革をスムーズに実行した感覚を持つリーダーシップ(感情的な側面での引き締めがしこりを残しているかもしれませんね<金星□土星)」という感じでしょうか。そんなリーダーはこの新月の期間に何をやっていくのでしょうか。メジャーアスペクトを追いかけると、太陽はしばらく月以外の天体とアスペクトをしません。つまり、改革後しばらくリーダーは古い物事のやり方(山羊座)の習慣の中で新たな方向を創り出そうとするがなかなか実質的な効果が現れず、「模索」的な状態になりやすいというイメージです。太陽は、山羊座を過ぎ、1/21には水瓶座に入りるので空気は改革の方向へ変わってきますが、やはりしばらくアスペクトが形成されないので、リーダーの動きに対して明確な反応が感じられにくいかもしれません。このような時期は、一つ一つのテーマにあまりこだわりすぎず、全体の中でのバランスを整えるにはどうしたらよいかということをじっくり考察しておくとよいかもしれませんね。ここでしっかりとした全体の方向性を意識しておけば、個々のアスペクトが形成される際に偏りすぎず適切な活動につなげていくことができるのではないでしょうか。

後半になって、太陽は2/11に海王星とコンジャンクションになります。夢や理想、多くの人々の気持ちを強く意識する必要が出てくるかもしれません。このポイントへ向かって、水星の動きも一緒に考慮しておくとおもしろいかもしれません。水星は1/23にいったん海王星とコンジャンクションします。その後水星は少し進んだ後逆行を始め2/3に再度海王星とコンジャンクションになり、その上で2/7に太陽とコンジャンクションになります。つまり、海王星のテーマに関しては水星が先に体験を進めており、それが太陽に伝わり、最終的に太陽と海王星がコンジャンクションになるという流れがあるのです。太陽をリーダー、水星を側近としてイメージすると捉えやすいかもしれませんね。

その他のアスペクト

今度の新月の期間中には、社会天体同士では1/21に木星と土星がトラインになります。木星は前回の新月期間に冥王星とコンジャンクションになっており、「よりよい社会を作ろうとするビジョンや冒険心を深い動機から徹底的に追求しようとする」状態にありました。それが集団的なシステムを具体的に形にする土星とアスペクトすることでビジョンや冒険心を具体化する努力がなされるのでしょう。土星と木星の組み合わせは会社や店などで具体的な運営/営業方針を決める会議などの場をイメージするとわかりやすいと思います。可能性や希望と現実的な要素を組み合わせながら集団の活動スタイルを決めていく作用です。しかし、冥王星とのアスペクトの影響を強く引きずっているので、それぞれの立場が「腹の底」に強い動機を抱えているかもしれません。腹を割って深い動機を話し合うことができれば集団に属するより多くの人々の望みが反映される方向を見つけることができるかもしれませんが、現実には発言力の強い人に押し切られがちになるかもしれません。立場の強い人ほど多くの人々の真の要望に耳を傾ける必要がある時期かもしれませんね。とくに前回の一連のアスペクトの中には火星と冥王星のオポジションなども含まれているので、過去にすでに表立って力争いをした体験を背景に意識していると考えられるので(火星はいまだに逆行中)、表面的なスムーズさに安心しないで理解のための努力を進めていくとよいのではないでしょうか。

さて、このような遠い天体のアスペクトのテーマは、近い天体の身近なテーマヘの「翻訳」を介して具体的な体験が進められていきます。また、社会天体同士でアスペクトがなくても遠い天体の働きは身近な天体と接触することで表面化、意識化されていきます。

まず上で説明した木星、土星、冥王星のテーマと金星の動きについて見てみましょう。金星は1/24に冥王星、そして、1/30、2/1にそれぞれ土星、木星とアスペクトします。金星は相互理解や価値観の形成に関わる天体なので、ちょうどこの期間に集団的な方向性に関する価値観をまとめようとする動きがピークになりそうなイメージがあります(ちなみに1/31には逆行していた火星が順行に向きを変えます=「すねていた人々が前を向き始める」様子をイメージしてもよいかもしれません)。なお、この金星は1/6〜13には土星と天王星のオポジションに対してそれぞれにスクエアを形成します。オーブが離れているのでそれらを結び付けて体感する人は少ないかもしれませんが、このあたりで旧システム(土星)と新システム(天王星)の間での矛盾や葛藤が感じられるかもしれません。意識してじっくり比較してみるとよいかもしれませんね。(ちなみに30度/150度は「頭脳的に考えつじつまを合わせようとする」ニュアンスのある角度ですが、時期の重なる1/7〜11ごろ水星が火星、冥王星、木星、土星とコンタクトします。この数日はいろいろな意味でよりよいシステムを考案していく刺激が多くあるかもしれませんね)

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間では、1/31に火星が順行に戻ります。また、水星が1/29〜2/19の間逆行しています。水星は知性の働きやコミュニケーション、火星は動機の具体化、行動化に関連する天体ですので、それぞれの次元で「個人的なテーマを重視しがち」になったり、「過去のテーマを振り返りがち」になったり、「互いの行動の意図を理解しづらく」していたもの(逆行)が、他の人々や社会とともに動いていることを認識しなおし、前向きに協力しやすい状態に戻ってくる(順行)かもしれませんね。私は逆行天体の意味を考えるとき、「昼間社会でみんなと一緒に働く(順行)」様子と「夜間家でくつろぎ明日のエネルギーを貯める(逆行)」様子を対比して考えます。こうしてイメージすると逆行の重要性や必然性が見えてくるからです。どんな天体も逆行時には他人との相互のやりとりはうまくいかなくなるかもしれませんが、個人個人で重視したいテーマを改めて自覚する働きがあります。逆行期間に個人的な何を確認し、過去をどう整理したのかということを順行に戻ったタイミングで少しずつしっかりと「昼間の社会」へ反映させていくことができれば建設的に利用しやすくなるのではないでしょうか。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間では1/26に冥王星がサインを変えます。木星は「未知への冒険やより大きな集団への参加を促す」働きがあります。冥王星が山羊に入るということは「責任、秩序、達成感を得る方法を根本的に変化させよう」というイメージが促進されるのかもしれませんね。集団や組織をきちんと機能させ、実質的な恩恵ためには何か大きな根本的なもの、心理的な土台が欠けていると認識が起こり、その深い探求が始まるかもしれません。既存の表面的なものごとのやり方を改め、より広範囲で統合的な視野に基づいたシステムを構築する努力が遂行されるかもしれません。もっとも冥王星は2024〜5年ごろまで山羊座を通過するので相した姿勢の変化はゆっくりと浸透していくのでしょう。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「集団全体の中できちんと機能すること、社会の秩序やルールを尊重しその恩恵を享受すること」という山羊座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 13:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 月相2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 15:56
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