2008年04月10日

新月 2008.04

では、さっそく今回の新月図(2008.04.06.12:55JST)について考えてみましょう。新月は牡羊座の17番目の度数で起きています。新月の起こる牡羊座は火星と関連づけられています。火星は太陽の回りを回る公転周期が数年以内(火星は2年)の「個人天体」の仲間です。個人天体は、「個人個人が独自に追求しているテーマ」を機能させる働きがあります。火星はそんな「個々」の視点を考える個人天体の中でも「思いついた動機を具体的に主張したり行動に移す」働きがあります。牡羊座の始まりは春分点で、この日から北半球では「昼」の長さのほうが夜より長くなってきます。「新しい動きを始める(行動に移す)」というイメージがよく反映されていますね。今月はいろいろなものごとが牡羊座の「思ったことを真っ先に行動に移す」という動機のもとに動いていることを意識できるとよいかもしれませんね。

新月へのアスペクト

さて、チャートの天体配置に目をやると、このような新月は火星と木星のオポジションに対してTスクエアになる位置にあります(3/30〜4/10)。これをイメージ化してみると、例えば「リーダーシップ(太陽)は、多くの人々からの支持を得るために(木星)、現場の行動の仕方(火星)に変化をもたらそうとする(スクエア)という具合になるでしょうか。この木星は天王星とセクスタイルになっているので一時的に強く表面化しやすくなっています。社会運動やメディアの呼び掛けなど、状況的に多くの人々の反応が起こりやすい要素があるかもしれません。しかし、木星と太陽はスクエアになるのでリーダーシップのとる方向性は必ずしも的を得ているものばかりではないでしょう。前回のテーマを思い出してみると、火星(例えば現場の労働力)はしばらく前に冥王星(集団で力を合わせなければ動かない複雑なテーマ)とのオポジション(直面)を体験し、その後、太陽(全体の方向性を促すリーダーシップ)とのスクエア(対立や葛藤)を通過しています。前回は「根回しや奨励を受けて実際に難題と格闘した現場担当(火星)が、その体験を上層部やリーダーにぶちまける(太陽とのスクエア)」というイメージを作りましたが、その後、太陽が木星へ、そして、火星が木星へとそれぞれアスペクトを形成していきます。これは、現場の活動(火星)が発展(木星)するように、全体的/長期的ビジョン(太陽)を働かせ、方向を決めていくというイメージもあります。このとき火星の体験した複雑なテーマ(冥王星)を解決する工夫は、しっかりと反応や応援を得る(木星)ことにつながる重要なポイントになりそうです(過去に木星と冥王星がコンジャンクションになっていること、どちらも山羊座を通過中であること)。太陽は、その後、4/13には海王星とセクスタイルになり(理想や夢を意識したり判断に取り入れやすくなる)、4/21には土星や冥王星とともにグランドトラインを形成します(集団活動を秩序に基づき徹底的に探究)。

その他のアスペクト

上の話の中には、主に太陽(月)火星、木星(と天王星)、さらに海王星や土星と冥王星が出てきました。残りの水星や金星はどのように動いて「メイン」の物語の働く状況を設定しているでしょうか。知性や具体的な情報の交流を表す水星は、新月図の位置の5度手前(4/3)で冥王星とのスクエアを通過しており、この新月の後、太陽に続いて火星と木星のオポジションをに対してTスクエアになっていきます(4/11〜14)。これは、リーダーシップが行った決断を実行に移すための方法論を検討したり、状況を分析したりということが考えられるかもしれません。また、金星も新月の後、冥王星とスクエアになり(4/7・特定のものごとに関して深く感じいる、徹底的な協力関係の追求/排除、それらは現場の感性に対して強く影響する)、その後、やはり火星と木星のオポジションに対してTスクエアを形成します(4/24・活発な活動を誘因する、目標を定める、多彩で活動的な感情体験)。

天体の方向転換やイングレス

太陽と月以外の惑星は、ときどき地球からの見た目の進行方向を変えます。進行方向を変える際には天体はとてもゆっくりと動き、その天体の働きが世の中のさまざまな動きの中に顕著に反映されるかもしれません。今回の新月の期間では、5/3に土星が順行に戻ります。土星は「集団で何らかの結果を出していく」、「複数の人々の間で行動の仕方の秩序を作り、効率的な組織活動を行う」、「一般の人々に分かりやすいように整える/説明する」ことなどに関連する天体ですので、その次元でこれまで「個人的なテーマを重視しがち」になったり、「過去のテーマを振り返りがち」になったり、「互いの行動の意図を理解しづらく」なっていたものが順調に進み始めるかもしれませんね。もっとも、逆行の過程は社会の中で個人個人がより深い満足を得るポイントを模索していたので、それらを踏まえて全体の方向を作る努力をすることが理想的かもしれません。

また、天体(特にゆっくり動くもの)の運行するサインの変化も人々が注目しやすいテーマを変化させます。今回の新月の期間では、火星より遠い天体でサインを変えるものはありません。

今回の新月図の期間は、このような動きを意識しながら、「思ったことを真っ先に行動に移す」牡羊座のテーマの追求を心がけていくとよいかもしれません。これらのテーマが身近なところから経済/政治の動きなど社会的な次元までいろいろな側面でどんなふうに反映されるか注目していきましょう。
posted by ryu at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 月相2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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