2016年05月25日

水星の日面通過、金星の日裏通過?

去る5/9の日に水星の日面通過がありました。これは、文字通り太陽の上を小さな点の水星が横切る天文学的にはとてもダイナミックな現象でした。しかし、占星術的にも太陽と水星のコンジャンクションが水星のプラネタリーノード上で起こるので比較的長期的に基準となる重要な現象です。前回の水星の日面通過は2006年11月、約10年前です。つまり、前回の日面通過はこの10年の水星の表現され方の基準になっていたのかもしれません。


次回の水星の日面通過は2019年ですので、今回の日面通過は約3年間の水星の働きの基準になると考えられます。さて、このタイミングのホロスコープを作ってみると、ここしばらくのコミュニケーションに関する基準となるテーマが見えてくるかもしれません。チャートには、水星太陽と木星、冥王星のグランドトラインと土星海王星木星のTスクエアが木星を介してつながっています。グランドトラインは、冥王星も入っているので例えば情報や知性の深い探求のイメージ。地にグランドトラインなので、利害関係の共通するもの同士が深く交流したり、未知の探求を深めたり、秘密の情報を共有していくかもしれません。いろいろな次元でこのような「内輪の探求」が進むのではないかと感じますが、それが木星の「未来のビジョン」や全体像の理解、哲学や社会通念の形成に影響し、土星海王星の状態の変化に通じる積極的な刺激になるのではないかと考えられます。


この構図はいろんな次元で現在の情勢に象徴的に対応しているかもしれません。例えば、パナマ文書はタックスヘイブン(土星海王星)の告発のために膨大な量の情報(水星木星冥王星)が公開されました。一方、隠れた目的を持った規則や法律(土星海王星)が一部の利害の追求のもとに決められていく(水星木星冥王星)様子にも重なるでしょう。どんな利害のグループが何をやろうとしているのか、少し複雑な長期的な効果をじっくり考えながら適切な判断ができるとよいと思います。


さて、それはここ3年間の基準の話でしたが、この6/7には金星がプラネタリーノード上で太陽とコンジャンクションになります。今回は逆行していないので日面通過ではなく、反対側の日裏通過(どう呼ぶのが適切かわかりませんが)です。日面通過は2004と2012の後は100年程度起こりませんが、こちらは8年ごとのサイクルで1976〜2048年まで10回起こり、その後何十年も空きます。金星の働きの基準を10回微調整しながら作っていくイメージでしょう。8年ごとの微調整です。


そして、この金星は6/7太陽とともに上で出てきた長期的な木星土星海王星のTスクエアに対してグランドクロスを形成するのです。さて、みなさんはこのグランドクロスをどのように利用していきたいでしょうか?


例えば、理想的なビジョンに合わせてルールを変化させるための協力関係作りというのはどうでしょう。


水星のテーマも考慮すれば、おそらくいろいろな利害関係に基づいて秘密の動きとしてこのような協力関係がたくさんできてくると思います。そこでぜひなかなか焦点は定まらないかもしれませんが、単なる利害関係に基づいた提携作りだけでなく、どんなルールや秩序に変えたら関わるみんなが幸せになるかを考えられると素晴らしいのではないかと思います。


柔軟のクロスの重要なテーマは、全体の循環をよくするための知性の洗練です。


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2015年09月07日

木星乙女、土星射手へのイングレス

毎月の新月の記事が書けていない分、トランジットの大きな動きを追っておこうと思います。今回は射手の土星と乙女木星のスクエアについて少し考えてみたいと思います。私は、ひとつのアプローチとして、土星の働きを考えるとき「社会構造に足りないもの」を想定します。冥王星の場合は、文化に足りないものですが。土星は9/18、水星が逆行を始める日に射手に入ります。射手の土星は何が足りないというのでしょうか?象徴なのでいろいろなテーマが考えられます。軍事でしょうか、明るい未来のビジョンでしょうか、スポーツでしょうか、道徳でしょうか。それぞれの立場や状況により、意識する焦点は変わってくるかもしれません。


一方、木星は8/11に獅子から乙女に入りました。木星については、気軽に広がっていくテーマをイメージします。乙女の場合、例えばお稽古ごとや手順の説明、詳細の指摘、他人へのサービスなども考えられます。


さて、では、このような木星と土星はどのような反応をするでしょうか。安易に詳細の探求が広がり、全体像の意識や哲学に欠けるという状況が生まれやすいかもしれません。つまり、一般的に努力のポイントになりやすいのは、「木を見て森を見ず」という状況に備えることかもしれません。


射手のテーマをもう少し考えましょう。私は射手ではビジョンや意見の共有というポイントが重要だと考えています。つまり、土星の「訓練のテーマ」はビジョンを共有する力を発達させていくのだと思うのです。そうなるという話ではなく、そこを努力すべきということです。


乙女の木星は詳細に注目を向けやすい空気をつくるかもしれません。しかし、詳細の判断力は大きな原理の理解(射手)があってこそうまく進みます。特に、人々が文化や理念を超えて理解を進め共存しようというとき、意識的に射手のテーマである大きな視点の共有の努力を進めることが大きな助けになるはずです。


前回土星が射手に入った昨年の衆議院選挙の後の時期には、安倍首相が中東歴訪しISの事件が起こったり選挙の際にはあまり語られていなかった安保法案がいきなり浮上してきたりしました。今度の9/18の再イングレスに合わせて、政府は安保法案の参議院可決を目指して動いています。そうなれば、射手の土星は戦争の訓練になっていきかねません。


私は全体のビジョン(射手)がしっかり共有されていないと感じています。例えば、国際社会の中で日本が果たすべき役割として、歴史的に見ても民族性から考えても、未来に向けて成長していくには、強国にくっついていくより、精神的に独立しいろいろな立場の国々の間を仲介して相互理解を深める役割を果たしていくとよいと私は考えています。別な人は、守ってもらっているのだからその分の責任を果たさなければならないと考えている人もいるでしょう。このような話は、歴史の流れの中で国々や人々が何をどう体験してきてどこへ向かって進んでいるのかという意識を共有していく中でそれぞれの意見が形成されるわけです。


そのようなビジョンや大きな視点の流れの感覚について、異なる立場や視点の人の間で交流することを土星が射手に入る2年強の期間に進めていくとよいと私は考えています。




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2014年10月25日

すべての象徴を変化のプロセスとしてイメージする

いろいろな勉強会で、心理占星術の理解を深めています。このときにとっても鍵になるのは、各象徴は固定的なイメージではなく「それぞれ独特な変化や成長の過程をもっている」ということを理解することです。

変化のない描写ではなく、動的なイメージを持つことは大切です。例えば、水星と土星の組み合わせに対して「考えるのが遅い」という固定的なイメージを与えたとしましょう。すると、せっかくの象徴的な理解の力をしっかり認識できません。まず、その配置の持ち主は必ずしも考えることが遅いとは限らないので、容易に「当たってる/当たっていない」という話になってしまいます。当たっていない場合は参考にならないということになりますが、当たっていたとして、「考えるのが遅い」というイメージを自己イメージとして強く意識してしまうかもしれません。


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2014年09月02日

リフレーミングとヨガ

占星術の象徴では、成長のための冒険を9ハウスと関連させて考えることができます。先日、ある勉強会で9ハウスについて考えながら、心理療法の基本となっている「リフレーミング」という概念を9ハウスの象徴として考えることができるというお話をしました。


人間は誰も幼少期にその人の人生の基本となる考え方のパターンを形成します。無自覚にこの考え方の枠に縛られてしまうと、のびのびと自分らしい人生を追求できなくなってしまうことがあります。ちなみに、そのような自己実現の阻害はもしかするとエーリッヒフロムのいう権威主義という「逃げ道」へ進む流れを作ってしまう可能性もあるかもしれません(http://omoinoha.exblog.jp/21180447 参照)。


3ハウスの反対側の9ハウスは、そのような考え方のパターンを客観視し、より広い視野の中で振り返ることを可能にします。ある考え方を今までとは異なる枠組み(フレーム)から見ながらバランスを取り修正すること、それが心理学で言うリフレーミングです。これは、家族療法やNLPのみならず、あらゆる心理療法が機能する根本原理のひとつと考えることができるでしょう。


さて、先日、妻と話をしていて、健康を害していると、なかなか積極的に人生を修正していく発想をしにくくなるという話になりました。健康の阻害は占星術で言えば6ー12ハウス軸の話です。なるほど、確かにそれは3ー9ハウス軸の「リフレーミング」を阻害する可能性があります。また、反対に12ハウスに関連づけられる瞑想やヨガなどは、リフレーミング、つまり心理療法の効果をうまく発揮させるための重要なポイントを握っているということになります。


どのグランドクロスでもそうですが、クロスしている二つの軸は男性サイン(奇数ハウス)と女性サイン(偶数ハウス)になりますので、未来と過去、男性性と女性性のバランスを取ることが重要になるということに繋がっていくのでしょうね。


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2014年08月20日

多くの人々が占星術を勉強する意義

これは、占星術のみでなく、哲学や宗教一般に言えることですが、人々が世界観を共有することは、コミュニケーションをスムーズに進めるためにとても重要な要素です。昔はこの媒体として宗教が重要な機能をしていました。

しかし、人間の歴史の中では、宗教戦争というものが起き、「世界観を無理やり統一する危険性」が強く認識されました。その反動から宗教自体を嫌う感性も出てくるかもしれません。確かに、殺し合いをも肯定してしまうほど強力な大義になってしまうこともあります。


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2014年08月04日

例えば、イスラエルで起きていること

ガザ地区で起きていることも、見方によっては、まだまだ幼児の心しか持っていない「巨人」同志が喧嘩をしていて、加減を意識できていない状態と考えることができるかもしれません。


人間はいつまで経っても武器を捨てることはできないという意見を聴きますが、私はそうは思いません。幼少の頃は喧嘩をしてしまうかもしれませんが、大抵大人になるに連れ喧嘩を必要としなくなるからです(これについて意見が分かれるかもしれませんが私はそれを強く意識したいと思っています)。


では、幼児が大人になっていくにはどんなプロセスが働く必要があるでしょうか。私は「変容のプロセス」がしっかり進んでいくことが重要だと思います。そこで、「マインドフルネス」ということがとても重要になるのです。


集団の動きを考えるとき、何がマインドレスで、何がマインドフルとなるでしょうか。私は人々の意思決定のプロセス(政治)への参加の様子だと考えています。例えば、選挙の際は大きな方向転換です。しかし、よく状況を考えてみると、日本の現状はちょうど昆虫のように選挙で硬い殻を作ってはしばらくその中で文句も言えず従い、何年か先の選挙でひっくり返してまた成長させる顕著な原初的な脱皮の成長過程の特徴です。


これはマインドレスの状態が支配的でときどき変化の選挙のときだけある程度マインドフルになるという成長過程のようです。このような意思決定のシステムではまだまだ昆虫の人生のような目的の機能しか果たせないかもしれませんが、長い歴史の中でようやくここまで成長してきたのでしょう。


こうして考えてくると、だんだん進化した先には、マインドフルの状態を比較的容易に作り出しながら、状況に合わせてなだらかな変容をし続けている状態が見えてくるのではないでしょうか。


それはきっと、一人一人が対人関係や家族など小さな集団の活動へ積極的に参加し、そこで「マインドフルネス」のレベルを上げていくと、自然により大きな集団のマインドフルネスの状態を上げることにつながるのでは、そんな風に考えています。

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2014年08月01日

巨人と変容について

最近の勉強会で8ハウスのテーマになり、改めて「変容」ということについて考えてみました。諸行無常という言葉がありますが、世の中に存在するものはみんな何かしら変化をしていく必要があります。


私が変容と言って最初に思い浮かべるのは、脱皮しながら成長していく様子です。これは、土星とトランスサタニアンの相互作用をとてもよく物語る過程なので、成長や変容を考えるときによくこの脱皮の過程を思い浮かべます。


命が成長していくとき、一つの方法論として、壊れやすい中身を守るための硬い殻(土星)を利用することがあります。この殻に守られていれば安全ですが、ときどき中身の成長に合わせて殻を脱いで大きくしていかなければ、「成長」が止まってしまいます。この脱皮の過程をガイドしているのがトランスサタニアンなので、それらの究極的な目的は「成長を促すこと」なのでしょう。つまり、成長するためのスペースを確保すると言ってもよいかもしれません。


動物や昆虫などの成長を考えれば脱皮を繰り返して大きくなっていく様子をイメージしやすいですが、例えば、人間の心などもそんな風に成長していく側面もあるのではないでしょうか。養老博士は「バカの壁」と呼びましたが、それにより守られながら心が成長するという側面もあるでしょう。それがないと成長中の心はアイデンティティを保ちにくくなるのでしょう。


また、命というのは、ある視点から見れば、小さな命がたくさん集まって大きな命を構成しているという側面があります。「心」にも小さな部分が集まって一つの心全体を構成していると考えることもできるでしょう。バカの壁は部分部分を一つの方向へ向けるのに役立っているのかもしれません。


さて、人間がたくさん集まってできる集団も次第にこのような命の側面、心の働きが形成されてくると私は感じています。おそらく、さまざまな宗教はその集団的な心について神と呼んで意識しようとしたのでしょう。もっとも、「神」と呼ぶような気持ちの向け方をする際は、会社とか国とか小さな集団ではなく、生態系全体のようなものを対象にするのかもしれませんが。


私はこのようなかたちでできてくる集団の心を「巨人」と呼んで注目してきました。「巨人」も変容しながら成長しているのです。


最近、この変容の過程をうまく進める方法を理解する重要なヒントがエレンランガー博士の「マインドフルネス」という概念の中にあると気がつきました。人間は日常の行動は深く意識せずパターンで行っている「マインドレス」の状態であることが多い、しかし、クリエイティブな活動、変化を創り出す活動をするためには、いろいろなことを新鮮に意識化した「マインドフルネス」という状態が必要になる、というのです。


これは、占星術の概念では、人間は通常、月の光のエネルギーで物事を動かしている(過去にうまく行ったことを無意識的に繰り返す)が、重要な変容の過程では太陽のエネルギー(物事に新鮮な光を当てる)が必要になる、ということでしょう。


巨人の動向については、またいろいろなかたちで考えていきたいと思っています。

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2014年03月29日

レベルについて

ノエルティル先生は、ホロスコープを解釈する際、「レベル」という概念を重要視します。例えば、同じ象徴でも日本人とアメリカ人、若者と老人、お金持ちと貧しい人では典型的な体験の仕方が異なるということです。


ホロスコープの意味を人間に押し付けてしまう解釈を当たり前にしていると、このように「レベル」を意識して解釈を進めること自体、「運命を押し付けて人生の可能性を限定してしまう」ことにつながってしまうかもしれません。しかし、いわゆる「開運」という発想はこのような「レベル」の間のギアチェンジと考えることもできるのではないでしょうか。「レベル」という概念は奥が深いものなのです。


「レベル」を理解するには、人間は一定の継続的な行動パターンを形成しながら人生を進めていることに注目する必要があります。私は基本的に月と土星の象徴がパターンを作り出す中心的な働きをすると考えています。


ある行動パターンは、環境との反応パターンとして形成されますが、それは特定の対象や相手との継続的な関係に繋がりやすくなります。あるいは、特定の種類の人々という形かもしれません。このようにできてきたパターンは、その人独特な欲求充足を安定的に進める助けになります。


人間にはいろいろな欲求がありますが、一通りの欲求をある程度充足するための行動パターンの1セットができてきたと考えてください。人間はそれほど単純ではないので想像できにくいかもしれませんが、そんなものができたと仮定するわけです。


例えば、小学校6年生だったとします。給食の1ヶ月分の献立表を見るといろいろな栄養を摂るのに必要は食事のパターンがあるかもしれません。授業の好き嫌いなどもあるかもしれません。学校以外にどれだけ勉強したり、友達と遊ぶ時間、必要な楽しみを追求する時間など、6年生の子供が充足するための一揃えの行動パターンがあり、それらをあり程度繰り返していると考えることができます。


中学に入るとき、パターンが変わります。もしかするとクラブ活動は初めてかもしれません。また、学生服を着るようになる変化もあるかもしれません。しかし、しばらくすると新しい生活パターンが定着していきます。このようなパターンの中で一通りの欲求をある程度充足することがでる状態になります。


中一から中二への変化は小学校から中学校へ変化したほどではないかもしれませんが、また、高校、大学へと進んだり、あるいは働き始めたりすると大きく変化するでしょう。「大きく変化」するのを脱皮しながらの成長とイメージしましょう。


このような生活のパターンは、お笑い芸人になりたくて修行をしている人と公務員になり、家族を養うことに一生懸命になっている人では変わってきます。同じ芸人でも、テレビのレギュラー番組を持っている人と師匠の鞄持ちをしている人の場合、「同じ方向を向いた欲求でも充足の次元や程度が異なる」のです。この違いがレベルの違いであり、ときどき脱皮しながらレベルが変わっていくわけです。


トランジットやソーラーアークでトランスサタニアン天体が活性化すると何らかの次元で脱皮が起こるわけですが、特にアセンダントやMC、太陽、月に関わってくるとその人全体のテーマになるのです。

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2014年03月22日

国際占星術デーにちなんで

きょうは国際占星術デーにちなんで勉強会の模様をUstreamにアップいたしました。

http://www.ustream.tv/recorded/45114452
http://www.ustream.tv/recorded/45116974

みなさんと一緒に占星術の理解を深めていけると嬉しいですね。
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2014年03月20日

草の根運動の重要性

ときどき改めて草の根運動について考えます。私は自分なりの草の根運動をやっているつもりだからです。草の根運動は、冥王星と関連が深いと私は考えています。

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2013年12月08日

秘密とそのシェアと冥王星

秘密保護法案が可決され、その過程でいろいろな議論や感情を生みました。複雑なテーマでもあるので、たくさんの議論が生まれることが重要だと私は考えています。「秘密」とは何かということを考えると「組織」とは何だろうと考える必要が出てきます。秘密の共有は組織の内部と外部を区別する重要なポイントになります。続きを読む
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2013年12月06日

自分を語る効果

先日、ある勉強会で私自身のホロスコープを題材に進めたとき、とてもおもしろいなと感じたことがありました。ある参加者さんが私のホロスコープにある天体配置について言及した際に、普通より強く感情が刺激される様子を自覚したのです。続きを読む
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2013年11月06日

一緒に踊りましょう!

先日、北原サビアンさんに機会をいただき、最近私があちこちで歌っている12曲をハウスに関連づける解説付きでご披露させていただきました。YouTubeにアップする予定ということなので、ご興味の方は是非そちらをご覧いただきたいと思います。

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2013年10月01日

塩加減

冷蔵庫に白菜と冷凍豚肉が残っていたので、チキンコンソメを使って煮ました。白菜の間に豚肉を挟み、何重かに重ねて煮るのですが、結構気に入っている料理の仕方でときどきこうして食べています。

煮あがったかなと思ったとき味見をしたのですがどうもちょっと物足りない。で、ほんの少し塩を加えました。こういうときの塩って全然しょっぱくなくってとっても味が濃くなるというか深くなるというか、なんか魔法の調味料を加えたような感覚でした。

占星術の象徴では、塩は土星に関連するのですが、土星の働きってこういうのが理想的なんだなと思いました。つまり、土星(自体)を舐めたらしょっぱくてトラウマになりそうだけど、他の材料に混ざると全体の調和を引き立てるんですね。
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2013年07月30日

交流分析と地平線

「ハウスは水星の上に乗っていて、サインは月の上に乗っている」、これは、もうだいぶ前の直観的なひらめきから私が意識しているイメージですが、なかなか理解してもらいにくい概念です。これは人間の右脳と左脳の連携した働きにも関係すると私は感じていますが、まだしっかり説明はできません。論理的に説明はできにくいですが、直観的にはずっと気になり続けています。そのうちに明確に説明できるようになればよいなと思っています。

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2013年07月02日

成長と統合

分化の話ばっかりでは、バランスがとれません。成長していくということは、もう一つ自分自身の全体像が見えてくるという側面もあります。占星術の象徴では、半球の強調やエレメント、モードなどのバランスなど、統計的な側面に関する自覚が出てくるということです。私はよく「基本セット」としてホロスコープ上にあるアスペクトをすべて書き出して「あだ名」をつけながら全部が相互に反応しながら働く様子を想像することを勧めています。これも年齢を追って全体像が自覚しやすくなっていく部分です。

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2013年07月01日

成長と分化

最近、「成長のための緊張」ということを考えていて、一つの視点として、成長というのは分化と統合を繰り返しながら進む意識化の過程と考えることができると思いました。なぜこんなことを考えているかというと、一つは現在翻訳中のノエルティル氏の「Astrology and Personality(12冊シリーズの5冊目)」の中のクルトレヴィンの概念に「分化」という概念が出てきたことと、もう一つは私が学生の頃の日記に書いてあった成長パターンを説明する「杭」に関する図式が分化で説明できそうだと気がついたことです。

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2013年06月30日

蟹座の木星

私はとても理想主義的な人間なので、このエネルギーをどのように利用できたら理想的かということを考えていきます。まず、木星は個人の可能性を引き出し社会参加を促す働きがあります。これが双子の動機で動いていたのが蟹の動機に変わるので、「同じ気持ちを共有しよう」という方向ヘ冒険したり社会参加が促進されたりするわけです。
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2013年06月18日

有機的な組織の構造

みんなが全体のことを考えられるようになれば神様は必要なくなる話の続きですが、きょうは効率の追求と人間性の尊重に関する矛盾点をポイントに考えを進めてみましょう。占星術の象徴はこのようなことを考えていくときにとても便利です。

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2013年06月15日

統合の視点

「みんなが全体のことを考えられるようになれば、神様は必要ない」というテーマについてしばらく考えています。きっかけは、太陽星座占いのイメージが占星術の利点が浸透していく妨げになっているのではないかという考えからです。

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