日本の古典占星術家として精力的に活動されている Kuni. Kawachi さんが「占星術概論」という本を出版されました(
http://www.alles.or.jp/~kenroku/)。古典占星術は、現在一般的な、主に天体、サイン、ハウス、アスペクトの象徴を組み合わせて考える西洋占星術とは少し異なる手順でチャートを解釈していきます。そこでは、現在では忘れられかけている「天体の見かけの特徴や動き」や性質に関する考察をとても重要視します。古代から積み上げられたそれらの理論には、占星術を深く理解していくために考慮すべきポイントがとても多くありますが、反面、これまでは日本語で書かれた参考書が少なく、その概念すらあまり認知されていないのが現状でした。その中でこの本は多くの古典占星術書を参考に重要な概念をよく網羅しているので貴重な資料になるのではないかと思っています。
さて、前回は牡羊座の新月でしたが、火星と天王星の「予期しない錯乱」をどう乗り越えていくかがひとつのテーマでした。今回の新月(2004.04.19.22:21JST)も、また、牡羊座で起こりますが、今回は最後の度数です。
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