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2007年03月23日
2003.12.23 新月
前回の射手座の日蝕の「社会参加」のテーマを小泉首相は「自衛隊派遣による国際社会への参加」という方向で動かしたようですね。前回の新月図の中の重要なアスペクトだった水星と冥王星、火星、木星の間で形成されていたTスクエアの度数あたりをトランジットの太陽が通過していく際にさまざまな議論が巻き起こりました。冥王星も関連するとても複雑で奥の深い問題を動かさなければならないので、政治家だけでなくみんなで考えていきたいものです(冥王星は一人一人の生活にも関連するテーマになりやすいのではないでしょうか)。また、みなさんの生活の中ではこれらのTスクエアのテーマをどのように扱っているでしょうか。日蝕なので、少し長期的な視点でじっくり動かすテーマを考えておくとよいかもしれませんね。
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2003.11.24 新月
先日の月蝕は、多くの人々が「ハーモニックコンコーダンス」といって注目していました。みなさんはその効果をどのように感じているでしょうか。この月蝕図(2003.11.09.10:13)では、影響が度数の若いほうから順に時間を追って現象化していくと考えれば、金星や海王星の「理想の価値観」に基づいて行動(火星)していくことにより、社会の中での癒し(木星・土星・キロン)が実現していくような構図になっていますね。このような効果を、ぜひ、積極的に生かす工夫をしてみてくださいね。
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2003.10.25 新月
今回も新月がテーマです。先月の天秤座の「美意識を相手(国民)に問う」というテーマは満月で総選挙へという流れに具体化していきましたね。今月は、相手の動機を探るのが好きな蠍座の新月から始まり、満月でいよいよ総選挙の投票がやってきます。では、さっそく新月の図を考えていきましょう(2003.10.25.21:50.東京)。
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2003.09.26 新月
前回から新月のタイミングになっています。満月は「オポジション」、つまり、太陽の創造エネルギーが効果を表す「対象を意識すること」がテーマであるのに対し、新月は「コンジャンクション」なので、「どんな新たな展開を生み出そうか」ということ自体がテーマになるというお話をしました。しばらくは、この「新たな一カ月の可能性の芽」に着目して考えていきましょう。みなさんもこれらの分析から感じられる方向性を意識しながら、自分の動機を実現するにはどんな行動をとっていったらよいかを考えてみてくださいね。
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2003.08.28 新月
今回は、半月ずれて新月のタイミングになりました。新月は、8月28日に起こりました。さっそく新月図を見てみましょう(2003.08.28.02:27.東京)。
満月と新月の違い
ちょうど、題材が満月図から新月図に変わったので、満月と新月の違いについて考えてみましょう。続きを読む
満月と新月の違い
ちょうど、題材が満月図から新月図に変わったので、満月と新月の違いについて考えてみましょう。続きを読む
2003.07.14 満月
雨の日の多い梅雨も終わり本格的な夏がやってきますね。今回の満月は、7月14日に起こりました。さっそくホロスコープを見てみましょう(2003.07.14.4:22)。今回の満月は、蟹座と山羊座の間で起こっています。蟹座は、北半球では太陽がもっとも高く上がり、創造的なエネルギーに満ちあふれる時期です。それに対し、山羊座は、太陽はあまり高く上がらないので、エネルギーをためるというよりは消費する時期です。もちろん、少ないエネルギーを無駄遣いはできないので、しっかりと目的をしぼって効率よく利用しようとします。今回の満月は、月が山羊座にあるので、効率よく目的をしぼったかたちで動こうとするさまざまな現場(月)に対して、組織のまとまりを意識させ、みんなでうまく動かしていこうとする動機やエネルギーを注入するようなイメージです。生活を安定させるために毎日決まった仕事に励んでいるお父さんに家族が「ありがとう」と声をかけてやる気が沸いてくる感じかもしれません。
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2003.06.14 満月
そろそろ梅雨ですね。今回は、夏至の直前の満月になります。さっそく、満月図を見てみましょう(2003.06.14.20:15)。太陽と月は、双子座と射手座の間でオポジションになっています。新月は、コンジャンクション、満月はオポジションですが、コンジャンクションは牡羊座と同様「どうなるかわからないが、まず、動かしてみよう」というテーマがあります。これに対して、オポジションの方は、「しっかりした目標や対象を意識してそれを実現しよう」という方向性をもっています。このため、満月の解釈では、「何をテーマに取り上げ」、「どのように展開させていきたいのか」ということを考えていくとよいかもしれません。続きを読む
2003.05.16 満月
ゴールデンウイークも過ぎ、だいぶ暑くなってきました。さて、ここで少し占星学で未来を考えること自体について考えてみましょう。これまで、毎月、何げなくこのメールマガジンが発行される満月にちなんで満月図を作り、その時期に世の中で起こりそうな動きについて考えてきました。そのような解釈を通してどんなものが見えてくるのでしょう。
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2003.04.17 満月
春分も過ぎ、占星術の新しい一年も始まりました。さて、今回もさっそく満月図(2003.04.17.4:35 Tokyo)を見てみましょう。このシリーズでは、新月を「母親に抱かれて安心していた赤ん坊が周囲の世界に興味をもち冒険へ出かけようとするとき」の様子、満月を「その冒険で楽しいテーマを発見すると同時に母親が気になり、振り返ったときの赤ん坊の意識」のようなイメージで解釈をすすめています。今回の満月は、振り返った赤ん坊が手にもっている遊び道具(つまり、アスペクト)がたくさんあります。Tスクエアになっている火星をはじめ、金星、土星、そして、少しオーブが広くなりますが、天王星も関わっています。ちょっと見方を変えると、月と土星、天王星でグランドトラインの三角形をつくっており、この天王星の両側に金星と火星が構えているという配置にも見えます。少しずつ解釈を進めていきましょう。
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2003.03.18 満月
今回も、まず、満月図(2003.03.18.19:34)を解釈し、それから天体を一つ選んで実際のサビアンを考えていきましょう。前回の母親と赤ん坊の比喩では、太陽を赤ん坊の「外の世界に働きかけようとする新鮮な動機」の方向性にたとえ、月を「それをこれまでの経験の代表として見守る」母親にたとえました。そして、満月自体は赤ん坊が楽しいテーマを見つけ母親の方向を振り返った瞬間の様子としてイメージしました。続きを読む
2003.02.17 満月
最近は、遠い天体が活発にアスペクトを組んでいます。冥王星は土星とのオポジションが再度活性化されており(正確なアスペクトは昨年5月に形成されたのが最後)、海王星は木星とオポジションになっています(これらの個々の意味は、以前にこのシリーズでも考えていますね)。遠い天体の影響が強く働いている時期には、社会情勢では恐慌や戦争、国際的な緊張などの大きな動きも起こりやすくなります。土星より遠い天体は、過去に形成された構造や秩序を新たな状況に合わせて作り替えていくプロセスを促進する働きがあります。いもむしが脱皮しながら成長していく様子を思い出してください。外の世界に触れる皮は生き物の内部の繊細な構造を守っているのですが、中身がある程度成長すると皮はその後の成長の邪魔になってしまいます。それで、ときどき脱皮してはさらに成長していくのです。遠い天体が活発にアスペクトを組んでいる時期は、このような脱皮の過程が促進されるというイメージをもつとよいかもしれません。
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2003.01.18 満月
満月図に表される「目的意識」
さて、今回の満月(2003.01.18.19:47)は、山羊座と蟹座の間で起こります。太陽を「目的」、月を「実際の活動の中心」としてイメージを作ると、目的は山羊座のイメージである「全体としてしっかり機能する構造を作る」となるでしょう。やるべきことを一生懸命達成しなければならないという意識が強まります。そういう意識をもちながら、実際の活動としては蟹座的な舞台である「身内や仲間の気持ちのつながりを深めていく」シーンで動いているというイメージをつくることができます。あるいは、新たな活動拠点を確立しようとしているのかもしれません。この満月に対して、それぞれはトラインの関係になっている土星と天王星が、太陽と月へはクインカンクス、あいるは、セミセクスタイルという「考えて、調整し、矛盾に対応していく」アスペクトを形成しています。
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さて、今回の満月(2003.01.18.19:47)は、山羊座と蟹座の間で起こります。太陽を「目的」、月を「実際の活動の中心」としてイメージを作ると、目的は山羊座のイメージである「全体としてしっかり機能する構造を作る」となるでしょう。やるべきことを一生懸命達成しなければならないという意識が強まります。そういう意識をもちながら、実際の活動としては蟹座的な舞台である「身内や仲間の気持ちのつながりを深めていく」シーンで動いているというイメージをつくることができます。あるいは、新たな活動拠点を確立しようとしているのかもしれません。この満月に対して、それぞれはトラインの関係になっている土星と天王星が、太陽と月へはクインカンクス、あいるは、セミセクスタイルという「考えて、調整し、矛盾に対応していく」アスペクトを形成しています。
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